我慢比べ

午前中いつも通り仕事。
昨日の夕方やった改修は、そのままうまくいきそうで、追加依頼はなし。

昼、サイゼリア。
ほうれん草のパスタ食べる。

午後、フォルダのファイルを移動するコードを書く。
再帰を使う練習。
再帰とは、自分のプログラムの中で自分自身を呼び出すやり方。
入れ子構造のループに使う。
やりたかったことは、子フォルダにあるファイルを一箇所にまとめる作業。

6時過ぎにあがる。
日暮里d-倉庫にて、トツゲキ倶楽部観劇。

仲澤さんが前説を始め、開演前の諸注意とそれに関わるネタをいくつか披露。
そのまま舞台に上がり、すっ、という感じで開演となった。
落語のマクラのようで実に良かった。
仲澤さんの声は、人に聞く耳を持たせるのだな再認識した。

同じ人物のドッペルゲンガーが大量発生する。
それぞれがパラレルワールドの住人。
この世界の人生を送るのが優都子ちゃん。
その他の女性陣がそれぞれ、もう一人の自分を演じ、それぞれの人生を持ってくる。

たかりょうくんと仲澤さんがお巡りさん。
たかりょうくん、動いてはいけない時には動かず、座標軸を定めていた。

同じ女が大勢出てくると誰が誰だかわからなかったが、各自の見せ場みたいな場面で個々の役者の持ち味がわかった。
告白場面でのほりゆきちゃんが、客席に届く声をしていて良かった。
芝居が臭くなく、余計なことを一つもしないという、大変好みの芝居だった。

最後に正体が明らかになる田中ひとみさんも良かった。
演技が、ではなく、本人が大人であるところがそのまま出ていた。

目立つようなセリフと状況を与えられて、いかに市井のごく普通の人としていられるか。
いかに演技せず、じっとしていられるか。
またそれで大丈夫なのだと信じられるか。
役者にとって一種の我慢比べかもしれない。

トツゲキヒューマニズムと個人的に名付けている要素があるのだけど、今回の作品とその要素はとても相性が良く馴染んでいると思った。
「リ:ライト」や「ゴドー」も馴染んでいたなあと思い出す。

フィーバーの小田さん、愛子さんと会う。
「北方三国志読んでるんだって?」
小田さんに言われた。
「馬超がいいよ。オレ、三回読んだ」

キャストの面々に挨拶する。
知り合いが多くお客さんもいっぱいで、初詣の行列に並んでいるみたいだった。
綾香に誕生日プレゼントを渡す。
今回は出ずっぱりではなかったが、前半の会話の反射が早過ぎずきちんとしてた。
役の年齢もあったのだろうか。

新宿まで戻り、自転車で10時半帰宅。
風呂に入り、北方健三「三国志」6巻読了。
孔明の出盧、長坂の戦いと、蜀のイベントが目白押しだった。
劉備陣営で目立つのは、やはり張飛。
これまでのところ、関羽はそれほど目立っていない。