炭水化物を考える

4時50分起き。
台本を書く。
「いや、ずっかり寒くなったね」
という一言から始めたら、会話が続いて、1ページ半ほどになった。
登場人物が、思っていたのとは違う人間になってしまったが、先の展開がいくつか思い浮かんだので、この方向でしばらく進めてみようと思う。

荒玉水道をジョギング。
あまり汗をかかなかった。

朝飯に白菜漬け、納豆、お粥食べる。
自転車をこいだら、走っている時より暑く感じた。

昼前、ドライプルーンを買い、ふたつ食べる。
むくみ防止用。

昔、バイク便の仕事を始めた頃、ラーメンばかり食べていたらたちまち体重が8キロ増えた。
今思うに塩分の取り過ぎだったのだろう。
あの時プルーンを食べる習慣があったら、余分な塩分は排出されて、そこまでむくむことはなかったと思う。
ラーメン食いたさに眠れなくなることさえあった。
そういう腹の空き方は、砂糖か米か麺類を多量に食った後に起こる。
ラーメンなんかてきめんだ。

食べたものを毎日欠かさず記録する習慣があるので、調べると食事内容の傾向がわかる。
今年の3月末から4月にかけては、まあよく食べている。
サミットでサッポロ一番の5袋パックが安く売っていたため、塩味噌醤油すべて買い込み日々食べているうちに、お腹が空いたらガルルル…となっていた。
週末には「SEN YO」で中華ランチ。
芝居に出かけてはラーメン二郎。
週に一度の月曜日は何も食べないようにして胃を休めていたのだが、気がつけば炭水化物に胃袋が隷属していた。
困るのは空腹感が強くなることと、食後の眠気がひどくなることだった。
眠気はインスリンに起因し、しばらくは脳みそが使い物にならなくなってしまう。
マグ不足の稽古が始まろうとしていたので、4月に3日間ファスティングをしたら、過剰な食欲は収まった。

3日間のファスティングは体を空っぽにするには丁度いいが、頭をすっきりさせるにはもう少し日数が必要だと思う。
先週6日間やったのは、昨年4月以来の長さだった。
肉体的には2日目と3日目がきつく、4日目から慣れてきた。
気分が晴れやかになってきたのは5日目からで、6日目になるともっと調子が良くなり、ちょっとだがジョギングができた。
そうなると食べ物に対する感覚が変わり、例えば食事を復活させても、ガツガツ食いたいという欲求が起こらなくなっている。
食後の眠気は当然なくなり、脳のパフォーマンスは上がる。

でも、いずれまた炭水化物のお世話になる。
ラーメン大盛りなどで炭水化物を多量に摂取すると、また同じくらいの量が欲しくなる。
その欲求は食欲とは違うのではないかという気がする。
ニコチンの禁断症状に似ているかもしれない。
去年は、2ヶ月後くらいに丸一日芝居の稽古をしていて、体力をつけるために食べたのだったが、気分が落ち込むような感覚があった。
禁煙後にタバコを吸って感じる不快感に通ずるものがあり、しばらくするとまた炭水化物が欲しくなった。

時々食べたものリストを振り返り、今自分がどのくらい炭水化物に取り憑かれているかをチェックするといいかもしれない。
ラーメンは好きだしご飯も好きだ。
食べない人生は考えられない。
だからこそ。

午後、かなり眠かったが、これは単に早起きと寝不足のせいだろう。

夜、「暗夜行路」後編読む。

オリンピック、いつの間にか始まったが、全然見ていない。