本四冊読む

朝、ご飯とサラダとベーコンエッグ食べる。
きちんと食事を作ることを意識した。
食事をすることより、支度をすることの方が、物作りをする前には重要なのだ。

昼はカップうどんとツナサラダ。

夜は、蕗と筍の水煮を、大根と一緒に、おでんの出汁で煮て食べた。

『回想 開高健』
『高峰秀子の引き出し』
『まいまいつぶろ』
『俳優 原田美枝子』
それぞれ読了。

谷沢永一『回想 開高健』は、初対面からベトナムに行くまでの開高健を、親友として回想したもの。
開高は友人に、まるで母親のように世話を焼こうという気を起こさせる、というような一節があった。
夫人の牧羊子に関する辛辣な記述は、息子を奪った嫁に対する姑の憎しみを表しているようで、そのまま呑み込むのは躊躇わされた。

斉藤明美『高峰秀子の引き出し』は、『高峰秀子の流儀』と内容が重なるところが多かった。

『まいまいつぶろ』は高峰秀子自身の筆による随筆で、刊行は結婚後間もない昭和30年。
義母についての記述に遠慮があると感じるのは、先に自伝などを読んでしまったからだろう。

『俳優 原田美枝子』は、毎日新聞に連載されていた原田美枝子の連載インタビューをまとめたもの。
「青春の殺人者」のスナップショットが載っていた。
長谷川和彦監督と一緒に写っていた。
二人とも笑顔で、映画を撮ることに夢中になっているといった感じで、心打たれた。
こういう現場というのは、本当に、瞬間瞬間をしっかり生きないといけないな、と、よい子の作文みたいなことを思った。