中野坂上で飲む

仕事しながら、コードの話になる。
できる人のコードをどんどん読みたいのだが、最近読む機会が少ない。
以前いた人が作ったツールを直す機会があり、その時にみたコードは大変きれいで良くできていた。
「カッコイイと思いましたよ」
そう言うと、Uさんとカマタさんは笑った。
「でもわかる、そういうの」
カマタさんは、Cのプログラムがきれいに書けた時の気持ちよさについて語った。
引き継ぎは辛い作業ではあるが、勉強し直しの時間でもある。
他人の目に触れることで磨かれていくのは、文章や芝居と同じだ。

昼、昨日のカレーを弁当にしたやつを食べた。
休憩室に電子レンジがあるからできる芸当だ。

夜、中野坂上で荻野くん、宇原くんと会い、「平田屋」で飲む。
先日、PVの撮影で役者紹介を手伝ったので、お礼に奢ってもらった。

宇原くん、最近お金が余るようになってきたという。
「使っている時間ないんですよ」
芝居をしていた時は昼飯代が300円だった。
今は1000円食べても毎月余る。
「こんなの初めてですよ」
隣の荻野くんが黙って頷いていた。
荻野くんが今の仕事に就いたのはもう15年昔のことだ。
マグで舞監を頼んだ最後の公演で、稽古場にスーツで来たのにびっくりした覚えがある。
その時の稽古場は中野弥生町にある。
今、仕事に行く時には、すぐそばを通っている。
去年のマグ公演の感想を聞きながら、
「荻野くん、また手伝ってよ」
と、とりあえず言う。
ほんとにそうなったら面白い。

10時に解散。

帰宅し、11時半に寝る。