『騎士団長殺し』買う

志賀直哉『清兵衛と瓢箪・小僧の神様』読了。
今月は仕事関係でバタバタしており、本を読む時間が取れなかった。
というよりも、集中して読むことができなかった。
それでも何とか読み終えたのが嬉しかった。
作品は大正時代に書かれたもので、結婚してからの様々な出来事が主題となっていた。
「小僧の神様」や「赤西蠣太」は純然たるフィクションだったが、苦心してではなく作品の方から勝手に生まれてきたような、無理を感じさせない完璧さがあった。
「小僧寿司」の名前の由来は「小僧の神様」なのだろうか?

夜、新高円寺の本屋に寄り、村上春樹『騎士団長殺し』買う。

早速読み始める。
妻と別れた男の話から始まる。
状況に既視感を覚えた。
『ねじまき鳥クロニクル』に似ている。

一気に読むことはせず、あえて途中で止め、自分を焦らす。

グラフィックボード修理の記事をインターネットで調べた。
GPUと基盤の半田づけに接触不良が起きるケースがあり、その直し方が載っていた。
ファンなどプラスチック系の部品を取り外し、基盤をむき出しの状態にしてから、GPU以外の部分をアルミホイルでくるみ、オーブンで数分間焼くという方法だった。
なんでそんなやり方で直るのかというと、暖めることで半田がいったん溶解して、再び固まることで接触が改善するからだという。
オーブンで電子部品を焼くなんて、すごいことを考えるやつがいるもんだと思ったが、確かに理屈は合っている。
ただし、直るのは一時的な現象らしいが。
ジャンクのグラフィックボードがあるので、試してみようかと思った。