インターバル走続ける

6時起き。昨日と同じく、それより前に目は覚めていた。変な夢を延々と見た。鶴マミが出てきた。どこかのバーにいて、カウンターに案内される。バーテンが夫らしいが、本当の夫ではなく、オレの知らない男だった。「お世話になったお礼に」とマミが言うと、バーテンはカクテルを出し「上の方が水になっているので先に飲んで」といった。上澄みをすするように飲んだが、多くすすりすぎたようで「飲みすぎです」とバーテンに注意された。直後、酩酊感に襲われた。

夢の内容を考えているうちに一瞬うとうとしていた。外が明るい。7時20分になっていた。カーテンをあけ、水耕栽培の様子を見る。
きゅうりの葉をチェックすると、少し大きくなった芋虫が数匹見つかった。小石を使ってプチプチの刑に処す。きゅうりは三本が同時に大きくなり始めていた。トマトの実は直径4センチくらいになっていた。どちらも葉がずいぶん育ってきたので、一日で減る水の量は6リットルのバケツ1杯では追いつかなくなっている。まだ5月の半ばで、本来の収穫シーズンにはあとひと月半もある。その頃にはどれだけ育っているだろう。一日に減る水の量もバケツ1杯じゃきかないかもしれない。
カルキ抜きした水を2杯足すと、やっと水面がふた近くまで上がってきた。隙間をガムテープでふさぎ、ボウフラがわかないようにした。

9時、コンビ二着。生活に疲れた感じの痩せ型推定アラフォー美女がいる。笑顔が寂しそうで素敵だ。成瀬巳喜男映画に出てきそうな女性。

仕事、ミーティングのためのノートをまとめる。昨日テストをやったので、成果物を見せる感じになるか。

昼まで、特にやることがなくなってしまった。ぼんやり頭の中でダイアローグを考える。
二人の男。
ファミレス。
相談。
「結婚したいんだ」
「誰と」
「いない」
「ダメじゃん」
「でもしたい」
「がんばれ」
「頼む」
「何を」
「協力してくれ」
「どうやって?」
「おれ、女と話せない」
「ダメじゃん」
「男となら話せる」
「で?」
「男と話す時みたいに女と話せばもっともてる」
「じゃあ話せよ」
「無理」
「なんで」
「変化が急すぎ」
「知るかよ」
「おれ、お前と話すときが一番、ありのまま」
「何言ってんだ」
「親友」
「ありがと」
「今からお前のこと、彼女だと思って話してもいいか?」
「は?」
「お前はそのまんまでいい。ただ、オレの中では、お前は彼女だと思って話す」
「断ったら?」
「断ったとしても、オレが勝手にそう思うってだけの話だから、関係ない」
「わざわざ聞くことねえじゃん」
「そうだね(笑う)」
「その笑いは?」
「えっ?」
「不気味さわやか笑いっていうか、今までそんな笑い方、オレにしたか?」
「してないかも」

しばらくして。

「不自然だよ」
「なにが?」
「お前、自然な自分でいたいんだろ? だったら、さっきの笑い方、不自然だよ」
「そうかな」

結婚したいって言ってる男は金持ちで、相手の男は無職設定だな。きっと。
で、表面上は普通の会話なんだけど、片方は相手のことを、彼女だと思っているという展開。そのうち、段々相手の男の中に、彼女自我が芽生えてくる。そして、奇跡的出会いがあって、結婚したい男に彼女が出来る。無職男は、突然彼女の役割を奪われ、嫉妬する、かな?

昼、「大勝軒」でつけそば。隣の「味咲家」の方が混んでいた。珍しいことに。

『成瀬巳喜男 映画の面影』読み進む。男の情けなさの描写について。

午後のミーティングが近づくにつれ、緊張してきた。しかし、先週や連休前の時ほどではない。楽しみにする気持ちがわずかながら出てきた。
そしてミーティング。前倒しに色々な作業をしたので、特に問題なく終了した。そろそろ現行ツールの作業も終わりそう。新しく入ったYさんが別ツールの改修を担当するらしい。ん? おれ、オーディションに落ちた?

定時上がり。実家へ。7時帰宅。刺身食べる。

8時過ぎに走りに行く。昨日と同じくインターバル走をする。中川河口まで。帰り道、途中で胃がムカムカしてきた。逆流性食道炎だ。久々。バス停の椅子に座り、心拍数が正常に戻るまで休む。往復5キロコースだったが、4.4キロで終了。

風呂に入り、インターバル走について調べる。心拍数を上げてトレーニングをし、酸素を取り込む能力や心肺機能の底上げをするのが目的。
2009年の2月ごろにやっていた。当時のやり方は、ビートルズの初期のアルバムを聞きながら走り、一曲ごとに全力走とゆっくり走を切り替える走り方だった。「プリーズ・プリーズ・ミー」などは、どの曲も2分前後なのでちょうど良かった。しかしきつかった。効果があったかどうかは不明。
2009年のマラソンはグロスタイムで3時間58分。一応、初のサブ4を果たしたが、前年より5分くらいしかタイムが縮まらずがっかりした記憶がある。
その翌年は、荒川大会が中止になり、秋の淀川で3時間46分。文句なしのサブ4を達成した。この時はインターバル走をやらず、長い距離をゆっくり走るトレーニングにシフトしていた。
そのまま、現在に至るまでそのやり方を続けてきた。長い距離を走る時は、25キロ前後くらいでしんどさがガツンとくる。そこまで走らないとこない。時間にすれば2時間以上だ。インターバル走は、20分でガツンとくる。そういう意味では効率的だ。
ただ、ネットの情報によれば、インターバル走は負荷がきついので、週1か、せいぜい週2にとどめるべきとある。昨日に続いて今日もやったのは、やりすぎなのかもしれない。変な夢を見たのもそのせいだろうか。