観劇と肉会

朝も昼も昨日作ったちゃんこを食べた。鶏肉の量に比して野菜が多めのちゃんこで、うちにある一番でかい両手鍋で作ったので、小学校の給食分くらいある。

こたつは、丸テーブルに比べて面積が小さいため、台の上が物で埋まっている。サプリメント、メンターム、両面テープ、爪切り、耳かき、はさみ、外付けHDD、読みかけの本、税金の払込用紙。
すぐ手に取れるところに置いておこうとするから、置きっぱなしになっている。全部がしょっちゅう使う物ではない。だが引き出しの中に片付けてしまうと、半年ないし一年あるいは二三年使わなくなる。
実家のリビングも同じ理由でごちゃごちゃしていて、ベランダに出る動線が狭くなっている。いつか両親がそこで転ぶんじゃないかと思っているが、狭くしている元凶の「いつでも手に取れるもの置き場」をどかそうと言っても聞く耳を持たない。

3時に家を出る。大江戸線で新御徒町へ。古民家スペースにて三度目の思春期を三度目の観劇。
中年女性がお寺に来て、写経をするうち夢うつつになり、過去の自分や、悔いと出会う。十七戦地の柳井さんの脚本だった。悔いのディテールに作家性があった。演出も作者がしていたためか、十七戦地の舞台を見に来た気になった。演出は自分達でやった方が良かったのではないか。その方が、これが自分達だという主張が見えてくると思うし、稚拙になっても尊い舞台になる。

終演後、秋葉原のヨドバシカメラへ。目当ての物がなかったので、中央通りのエディオンへ。中国人客が多くいた。時計とカメラが陳列されていて、海外旅行者向けだなあと思った。時計は安かった。

歩いて神田の「俺の肉」へ。大学時代の肉友たちと、肉忘れ忘肉会。結婚した友に祝いの品を渡した。
1キロの盛り合わせと牛タンを頼んだ。店員の女の子が小柄でてきぱきしていてかわいかった。肉友たちとの飲み会では、いつもかわいい店員と遭遇する。
「S水くん」「ん?」「君の好みを数十年聞いていた僕の判断で言うのだが、あの子は君のストライクゾーンと思うのだがどうかね?」
S水くんはその女の子が飲み物を持ってきた時にちらっと観察してから言った。
「ボール一つずれとる感じやな」

今年一番ショックだった。
どこが間違えていたのかと思い、その子の髪型、輪郭、目鼻立ちを0.7秒観察した。そして、彼と僕とでは見る角度が90度違うからだろうという結論に達した。僕は正面から見たが、SMくんは横から見たのだ。顎のラインの見え方にいささか違いがあったかもしれない。

S原くんの近況を聞く。明日は早朝からゴルフ。来年は早々に沖縄行きらしい。羨ましい。先日道ばたでばったり会った時は、その近辺に用事があったようだ。

1キロ肉、牛タンの後、レバーと冷麺を頼んだ。それでお腹いっぱいになった。店を出て二軒目に向かった。S原くんおすすめの、ビールのうまい店に行ったが、満席だったので「ひつじや」へ行った。レバノン、ロシア、ジャマイカなどの海外ビールが安く飲めた。300円台というのはすごい。焼き肉屋のお釣りで二軒目の支払いができた。

e川くんと日本橋まで一緒に帰る。彼は江戸川区出身なので、子供の頃旧江戸川河口で釣りをしたことがあったか聞いてみた。
「したした。セイゴ、ハゼ、サッパが釣れた。セイゴはアオイソメで釣るんだ。釣った後バケツに入れると、エラの下が赤くなってくるのが勲章だったなあ。ハゼはアオイソメじゃ釣れなかったからゴカイで釣ったよ。ボラの大群もよく見たなあ。食べたのはハゼだけだったけど」
思いがけず、昔の旧江戸川の釣り事情が聞けて面白かった。

11時過ぎ帰宅。

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