小忘年会

朝食に、ご飯、納豆、鯵、大根おろしを食べた。

散歩のしかたについて両親と話す。父は、ふと気になったものがあると、脇道でも建物でも入っていく。そして方向音痴のため、脇道に入ると方角がわからなくなり、建物に入ると別の出口から出てしまう。そのため散歩する時はコンパスを持ち歩いているそうだ。母は同じ道しか歩かない。途中で違う道に入ったりすることが苦痛なのだそうだ。よって、二人一緒に散歩をすることはできない。

昨日売れた書籍は、昔のパソコン向けのゲームプログラム集と、ポケットコンピュータのマシン語入門だった。そういうのが売れるなら、もっと売れそうなものが沢山ある。年末は実家のそういうものをどんどん売りさばいてみようか。

昼、初台のキャンドゥで梱包材と封筒を買った。腹がそれほど空いていなかったので、ローソンで悪魔のおにぎりとLチキを買い、公園の椅子に座って食べた。

辺野古埋め立て問題でローラが批判されている。政治運動したのでも、デモに参加したわけでもなく、署名をしようと言っただけなのに、大げさだと思った。

夕方、ローソンで売れた本を発送した。梱包すると二つの包みの中身がわかりづらくなり、伝票を貼る時に何度も確認しなければならなかった。

6時半過ぎ、中野坂上の平田屋へ。野武士、Tさん、さかもっTと四人で忘年会。
野武士氏は十月に子供が生まれた。もうすぐ三ヶ月になる。可愛くて仕方ないらしい。写真も見せてもらった。かわいい。よその人の前では大人しく、パパママだけになるとギャーっと泣くらしい。物音に敏感で、起こさないように気をつけても「はっ?」と目を覚ますそうだ。
「お母さん大変でしょう」
「大変ッス。でも嫁は、赤ちゃんがギャン泣きしても平気で寝ています」
その方がいいとTさんが言った。

さかもっTは、仕事の話しを少し。今まで手がけていた某タレントとの契約を外したとのこと。
「チケットも曲も全然売れなくて、でも事務所のプライドは高いんですよ」
かつては大いに名が知られた人だったが、知られ方と音楽が結びついていたわけではなかったので、そりゃそうだろうなと思った。

Tさん、映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見に行ったという。ラストはLive Aidの場面だったそう。さもありなん。その後、クイーンについて熱く語ってしまった。

「Live Aidの時点で、日本でのクイーンって、過去の人っぽい扱いだったですよ。あと、フレディ・マーキュリーが死んだ時のニュースも、夕刊の左下にちっちゃく載っただけでした。あと、ロジャー・テイラーとジョン・ディーコンが笑っていいともに出たのを見ました。アルバム THE WORKS のプロモーションで来日してたのかな。でもTHE WORKSは好きじゃなくて、おじさんっぽいなあって思ってて、好きになったのはボヘミアン・ラプソディーのPVを深夜番組で見てからで、その時も(あのおじさんっぽいバンドは昔こんなだったんだ)って感じで、リアルタイムでは追いかけなかったですね。ラストアルバムも、フレディが死んだ一年以上後に聞いたし。でもこのラストアルバムが良くて、鬼気迫る感じだったです」

映画のヒットでそこら中に出現する、クイーン好きのうざ中年トークそのものだった。

平田屋はそれほど混んでいなかったが、それでも客の回転は良かった。相変わらずまぐろの寿司が旨かった。

11時前帰宅。