ヤフオクの思い出

9時起き。朝食に、ご飯、鮭、納豆、大根おろしを食べる。実家の食事が平常営業になった。正月も終わりだ。

食後、ローソンへ行き、メルカリで売れた品物を発送する。
その後、西葛西南口に新しくできた巨大パチンコ屋を覗きに行く。パチンコ人口が減っているこの時期にオープンした巨大店舗の客入りを確かめた。
ガラガラだった。正月はパチンコ屋にとってかき入れ時だったはずだが。しかも、12月のクリスマス期にオープンしたばかりの店なのに。
これは、そう長くないうちに閉店するだろう。そうしたら、巨大建造物が幽霊屋敷みたいになってしまう。駅前の一等地に。いったい、何を考えてオープンしたのだろうか。まだしも、イオンがオープンした方がマシだったかもしれない。

アコレで野菜を買って帰宅。昼飯に、実家にあったインスタント麺と野菜を使って、タンメンを作って食べた。

部屋のいらないもの整理と、メルカリ出品を続けた。
「マイコンBASICマガジン」を、一年分一まとめて出品すると、すぐに買い手がついた。買った時の値より高く売れた。

5時過ぎ、実家を出る。脱雑、脱雑、と、歩きながら心の中で唱えた。

ウエルシアでスパークリングワインと餃子を買って帰宅。12月はトータル6日しか酒を飲まなかった。新年は獺祭とビールを飲んだ。で、今日、ウエルシアに置いてある酒を見て、ストロングゼロとか、発泡酒とかは、飲みたくないと思った。そうまでして、飲まなくてもいい。飲むなら、いい酒を買って、酒肴の趣向も凝らして飲みたい。

というわけで、今年の目標がもう一つできた。
好きな酒、いい酒以外は、飲まない。(飲みに行った時を除く)

出品していた本がまた売れた。実家に置いてあるので、帰らないといかん。実家にいる時に売れたらいいのにと思いつつ、売れたんだからいいじゃんとも思う。
決めた。いらないもの系を売りさばいた金がある程度たまったら、新しいノートパソコンを買おう。
今使っているのは、メモリ8MB化、SSD256GB化してあるので、2011年のB5ノートとはいえ、案外1万円くらいで売れたりしてな。

メルカリ出品をしていると、全盛期のヤフオクを思い出す。2000年代前半だ。金がない時によくやった。
ビデオ屋でワゴンセールされているアダルトビデオを買って、それらを一本ずつ、説明文を工夫して売ると、いい金になった。一本500円のビデオが2000円前後で売れると、10本で1万5千円くらいの儲けになった。しんどい時期に、あれはなかなかいい小遣い稼ぎだった。面白かった。わたしの書いた商品説明は、紳士諸賢の購買意欲をそそるのに、なかなか効果的であったのである。

しかし、同じことはもうできんなあ。最悪のタイミングで知り合いに出くわしたらどうする? それが過去にマグネシウムリボンに客演したことがある若い美人の女優さんだったらどうする? 両腕いっぱいにエロDVDを抱え、ヒロミ・ゴーの「モンロー・ウォーク」を口ずさみながら獲らぬ狸の皮算用ウォークをしていたら、曲がり角でその子にぶつかりDVDがそこらじゅうに散らばり「すみません!あたしドジっ子なんです!」とか見当違いのことを言われ「いや、自分で拾うから!」と止める間もなく、諸作品群のジャケットをまじまじと見られたらどうする?
嫌悪の表情を浮かべてオレを見れば、オレはあの、例のマグのオレだよ。
「‥つかもと‥さん?」とか固まられ‥たらどうする?

そしたらオレは、その手を握りしめて、言うのさ。
「結婚しよう」

まあ、捕まるよ。