『ペスト』読了

6時起き。
朝飯に、ご飯、きゅうりのぬか漬け、大根の煮物を食べる。

スタディサプリをやる。進歩が感じられないまま一年以上が過ぎた。やってないからだ。

『ペスト』読了。
クリスマスにグランがペストにかかる。駄目だろうと思われたが彼は回復した。そしてその頃からペストの勢いは減衰し、死者は減っていく。
年が明けてもその傾向は続き、町はペスト根絶宣言をする準備に入る。
そんな時、タルーがペストにかかる。リウーは、親友の看病を施設ではなく自宅でするが、彼は苦しみと向き合ったまま死んでいく。
そして、離れた町で療養していたリウーの妻も亡くなる。
春が来て、町は門を開放する。ペストが去ったことを喜ばないただ一人の男はコタールだった。町が元の状態になれば、彼は犯罪者として告発される身になるからだった。
コタールは、ペストが去ったことで逆に絶望し、住んでいる部屋から町の人を狙撃し、逮捕される。
ラストで、本作を叙述していたのはリウー自身であると告白。ペストは収まったが、その菌は今でも町の様々なところに眠っていて、いつの日かまた人々に災禍をもたらすのだろうと、彼は思っている。

読む前には予想できなかったことだが、今回の再読では、終始、物語が人間ドラマとして心に響いた。

午前中、Wordpress作業。表示権限をつかさどるプラグインに関数が定義されているのを見つけ、調べてみたが、結局らちがあかなかった。

昼、『味咲家』で茄子と豚肉の炒めものを食べた。

中野剛志『奇跡の経済教室基礎知識編』を読み始める。デフレとインフレは国にとってどういう状態なのか、まずは簡単な説明から始まる。

午後、Wordpress作業の続き。
自作のテンプレートで実現した検索をショートコード経由で作った。そっちだと表示権限に対応済みと思えたからだ。
しかし、4時半にようやくできたものを実行してみると、昨日と結果が変わらず、表示データは重複しまくっていた。
ここで力尽き、まるで『火の鳥生命編』の……いや、『望郷編』の、いや……あれ? なんか、悲惨な置き去りのされ方をしたのってなに編だっけ? ああ、『宇宙編』の牧村か。いや、違うんだ、そのたとえが書きたかったんじゃないんだ、もっと、こう、「おいてかないでくれー!」的な絶望感をにじませる場面を使って、まるで何々みたいにと例えたかったんだ。

と、たとえにいい例が浮かばないことに疲れ、疲れついでにまだ試していなかった修正を検索機能に施してみた。

そしたら、あっけなくできた。拍子抜け。討ち入り寸前に吉良が病死してることを知った赤穂浪士の気分。

切腹の歴史は意外と浅く、戦国時代末期に武士の死に方として定着したらしい。わずか100年後、赤穂浪士の時代には形骸化し、腹をちょっと切ったら解釈人に首を落とされるシステムに変わっていたようだ。そりゃそうだって。

夕方、実家へ。
夕食に餃子食べる。

父、昨日、加齢性黄斑の注射を打ってもらい、目の調子が良いらしかった。これまで治療らしい治療をしてこなかったので、目が薬に対して無垢だったのかもしれない。

部屋で、映画「ラブリー・ボーン」を見る。事前にあらすじを知ってしまったがゆえに、広い空き地に作られた地下室をシアーシャ・ローナンが見るところで再生を止めてしまった。心臓がドキドキした。可哀想で見ていられん。
一昨日見た「ハンナ」のシアーシャが16歳くらいだとしたら、「ラブリー・ボーン」は13歳くらい。子役を卒業するかどうかという時期で、美少女感がすごかった。

Youtubeでシアーシャの映像を検索して色々見た。ほとんどがイングリッシュだったので字幕をつけたら、「私のその何々は正直です」みたいな翻訳になってしまったので、つけずに見た。

シアーシャはメリル・ストリープ二世みたいな評価をされているらしい。演技で訛りを使いこなすところなどに共通点がある。そういえは顔だちも似ている。

12時半就寝。