ありもの食材消費と翻訳遊び

6時過ぎに起き、残った冷麺を作って食べた。

9時まで二度寝した。
外は小雨が降っていた。

『破壊』少し読む。連休中は全然読んでいなかった。
この作品、思っていたよりも、物語の展開がベタだ。校長の姑息っぷりや、住職が実はスケベ親父だったり、お志保がよくわからないけど聖女になっていたり。それもこれも、物語を『罪と罰』に寄せようとしているからではないか。

昼、冷蔵庫の余り物でオムライスを作って食べた。

雨がやんだので、走りにでかけた。ものすごくゆっくりとしたペースで、和田堀公園と善福寺川を散歩するように走った。1時間以上かけたが、距離は6キロだった。

シャワーを浴びると、再び雨が降ってきた。強い降りだった。

夜、コロッケを作って食べた。家にある食材が、ジャガイモ、ベーコン、玉ねぎだけだったからだ。ピーナッツも少しあったので、刻んでタネに足したら、食感に変化が出て旨かった。ただ、サイズをでかくしすぎたため、揚げ方はきれいにならなかった。

「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」を見た。
美術と衣装と照明は良かったが、カメラが無駄に動くのがとても気になった。室内のシーンはバロック絵画のように見えた。そういう演出だったのかもしれない。
シアーシャ・ローナンは、キャリア中もっとも多彩な演技スキルを披露していたと思う。映画の「芝居」を支えていた。台詞のない時の表情が雄弁で、台詞以上のものを伝えてくる。
と、シアーシャ主義者としては満足したのだけど、エリザベスの描き方はいかがなものかと思ったし、スコットランドでめぐらされる陰謀部分も解りにくかった。

これで、シアーシャ・ローナン出演映画のうち、DVDで見られるものは、アニメ以外すべて見た。日本未公開作品が二つある。Stockholm, Pennsylvania と、The Seagull
The Seagull はチェーホフの「かもめ」の映画化で、シアーシャはニーナを演じている。
どちらも見たいけど、海外のDVDだと、買っても見られないんだったっけか?

Amazon のイングリッシュアカウントを持っているので、Primeで見られんものかとサイトに飛んでみた。The Seagull の予告編を見ることができた。
本編は会員に申し込まないと見られないようだった。当たり前か。

ブラウザの右上に、ドイツ語・日本語の翻訳を選べる小窓が表示された。日本語を選ぶと、Amazon のページが日本語化された。といっても、日頃親しんでいるジャパーン! のそれではなく、英語ページのテキストが翻訳されただけだった。
で、The Seagull の視聴ページのタイトルが、「カモメを見る」になった。動物のドキュメンタリー番組みたいだ。
内容紹介文はこうだった。

悲劇は、友人や家族が別の誰かを愛する誰かを愛することに誰もが追いついている隠れ家に集まるときに起こります。

笑った。その下にはスタッフ表記があった。そこにはこうあった。

所長 マイケルメイヤー

Director を所長と訳す状況は、あまりないと思うのだけど。

ついでに、Seven Samurai はどうなっているか調べてみると、翻訳言語の選択メッセージが出なかった。Amazon の機能ではなく、Google 翻訳の機能らしかった。なぜページごとに働いたり働かなかったりするだろう。
と思ったら、ページ上で右クリックをしたら、あっさりできた。そういえば、この機能、あるのは知ってたが、使ったことがなかった。

Seven Samurai の内容紹介はこんな感じになった。

史上最もスリリングな映画の叙事詩の1つである黒澤明のセブンサムライは、絶望的な住民が名を冠した戦士を雇い、盗賊の侵入を防ぐために雇った16世紀の村の物語です。

おお、わりとちゃんとしてんじゃん。
ちなみに Director は、「ディレクター 黒澤明」と、カタカナと漢字の表記に訳されていた。なぜ「かもめ」は「所長」だったのだろう?