レース前の最終峠走

8時起き。
腹がまったく空いていなかったので、何も食べず。

10時に家を出た。
永福町から下北。小田急で秦野へ。

秦野に11時半到着。

ロッカーにマスクを入れ、Suicaで鍵をかけた。

古道ルートで走り始める。
今日は、前回よりも休憩時間を短めに走ろうと思った。できれば、蓑毛バス亭で給水してから、そのままヤビツ峠まで走れればいいな、と思っていた。

蓑毛バス亭前の急坂を、視線を手前に固定することでやり過ごす。41分でバス亭着。水を買い、5分ほど休憩して息を整え、再び走り始めた。

バス亭から展望台までのルートは、前回よりもきつく感じたが、視線固定でなんとかノンストップで走り終えた。展望台のベンチで小休止する。ここまでくれば、あとは残り3キロちょっとなのだが、何だかんだいってその「ちょっと」が、全ルートでは一番キツイのだと、今回の走りで感じた。

その理由は、酸素の薄さではないかと思った。500メートルだと高地というほどではないが、それでも麓より酸素は薄いだろう。止まらずに走ることで、その薄さに気がついたのが、今日の往路だったと思う。

麓から1時間50分かけてヤビツ峠へ。後半、キロ8分どころか、10分、11分ペースになっていたのがショックだった。ほとんど歩きだ。歩いた方がむしろ早かったのではないかと思う。

そして、今日は事前になにも食べずに走るという冒険もしていた。今までなら、何も食べずに片道13キロを、それも峠ランニングを走るなんて、不可能だったと思う。なので、ヤビツ峠まで走って上りきったことは嬉しかった。

とはいえ、峠では途中より長めの時間休みを入れた。筋肉の疲労感がいつもより強くあった。

下る前に、道ばたの植物を観察していると、ヘビイチゴを見つけた。きれいな実をつけていた。

2時前に下り始める。前回の下りは展望台で休みをとったが、今日は蓑毛バス亭まで一気に下ることにした。
息が上がるのを何度か感じた。初めてヤビツ峠を走った時は、下りは楽だなあと思って走ったのを覚えているが、あの時はしっかり炭水化物を摂取していたからかもしれない。

30分と少しでバス亭へ。体がふらついていた。自販機でポカリスエットを買ったが、全部飲んでしまった。

そこから、古道入り口までの下りが大変キツかった。途中、東名高速の工事現場を通った時、手が痺れるのを感じた。低血糖の症状だと思った。たぶん、ポカリを飲んだことで上がった血糖値が、インスリン分泌で急激に下がったからではないか。すると、ケトン体で走る時の給水は、糖分厳禁ということになるのだろうか? それだと、ミネラル分の補給ができん。困った現象だなあと思った。

その後は、道が下りの時のみ走れるといった体たらくだった。古道から246の下をくぐり、駅に向かう上り道は、歩くだけで、苦しさのあまり面白い顔になってしまった。

上りきってから、駅前までは根性で走った。最後の下り坂手前で足がつりそうになったので、無理せずそこをゴールにした。

トイレで顔を洗い、すぐに小田急に乗った。伊勢原の『麻釉』に寄ろうと思っていたのだが、到着がランチタイムの最終時刻16時だったのてやめにし、そのまま帰ることにした。

5時半帰宅。シャワーを浴び、買い物に行き、夕食にステーキを焼いて食べた。

レース前に峠走ができたのは良かったが、はっきりいって体重が重い。来週までに、あと2キロくらい絞れるといいのだが。
ただし、今回はカーボローディングの類はしないつもりなので、直前の体重増はないはず。