オニグルミ採取

朝飯に、鶏肉のトマトソース煮、牛肉ピーマン玉ねぎの炒め物を食べる。昨夜と同じもの。

膝の調子は少しずつ良くなっているが、まだランニングは難しい。歩くのは普通にできるようになった。階段の上り下りをする時にまだ少し痛む。

午後、新宿にてリモート関連の手続き。

夕方、時間ができたので、是政へ。武蔵境で西武多摩川線に乗り換える。中央線が高架化されてから乗り換えるのは初めてだった。いったん一階に下りてから改札を通り、また西武線のホームに上がるのが面倒くさかった。昔はホームを下りると向かいに西武線が止まっていて、乗り換えが楽だった。

多摩川河川敷へ行き、オニグルミを採取した。6月に見つけた時はすでに実がつき始めていた。鈴なりに実っていたという印象があったので、今日は期待していたのだが、すでに先客が採取済みだったのか、ついている実は少なかった。
それでも、木々をめぐってコンビニ袋に3分の1ほど集めた。

6時帰宅。シャワーを浴び、夕食にタンドリーチキンとサラダ食べる。

『虚航船団』読了。
第三章「神話」は段落ごとに場面と時間が変わる。後半になると作者が執筆時点に考えていたり悩んでいたりすることが挿入され、次元の変化までもが加わったかのようになる。それは何でもありのサインみたいな効き目を作品に与え、以降ラストにかけて、描写はどんどん狂騒的になっていく。
侵略者の文房具たちはすべて死ぬが、鼬族の世界も崩壊し、わずかな鼬が文明の残骸で細々と生き続ける。生き残った鼬のひとりがマリナ・クズリで、彼女は侵略者との間にできた息子と二人きりで暮らしている。息子が母に言うひと言が作品のラストになっている。それはまるで、これから始まる新しい世界のプロローグのようだ。