記憶インデックス

6時半起き。昨夜の鍋を雑炊にし、朝飯に食べる。母、昔家族で行ったことがある店のことを質問してきた。
「熊の毛皮が飾ってあったところでさ、なんていったっけ?」
「『しれとこ』でしょ。おれが六歳の時だよ」
「ああ! そうだった!」
ちょうど、おたふく風邪に罹っていた時だった。何を食べたのかは覚えていない。今でいえば郷土料理を売りにした居酒屋といった感じの店だった。

両親が昔ばなしをする時に、いつどこで起きたのかを伝えることは、これまで何回もやってきた。我ながらよく覚えているなあと思うことがある。
その理由は『記憶インデックス』にあるのではないか。

四歳の年末だった。その頃住んでいた家のリビングに張ってあったカレンダーを貼り替える時期がきた。カレンダーには西暦の数字と元号の数字が書いてある。張り替えることでそれが変わり、かつ日付がずれることを面白いなあと思った。元号の漢字はまだ読めなかったが数字は読めた。
で、その頃から、自分が体験したことをすべて、元号と西暦と年齢の数値つきで記憶していくようになったようだ。そのため、昔のことを思い出すのが楽になっている。

その頃に、過去体験したことも過去フォルダに整理したのだと思う。最古のフォルダは2歳なのだが、これには多少疑問がある。たとえば家族旅行で箱根に行った時のことを2歳フォルダに保存しているのだが、あれは3歳の頃のことではなかったか? おれが2歳だとすると妹は1歳になるわけだが、写真を見ると彼女の髪は結構伸びており、1歳にはとても見えない。おそらくこの時の記憶は、4歳の頃に間違えて3歳フォルダに放り込んだものだろう。

7時半に実家を出る。地下鉄で現場へ。『秘本三国志』4巻読む。

午前中、新ツールの体裁を整え、レビュー用にノートをとる。

昼、カップうどんに掻き揚げとちくわ天をのせて食べた。

午後、新ツールのレビューをする。オーケーが出たので、今年中にクライアントにレビューをすることになる。クライアントが使うツールではないため、意味はないと思うのだが、うちはもうここまで仕事を進めていますよ、という政治に用いるようだ。

夕方、自転車でいつものコースではなく気ままに寄り道をして帰った。江戸川橋や鶴巻町のあたりを久々に通った。

6時40分帰宅。

『秘本三国志』4巻読了。劉備と曹操が実は密かに手を結んでいたという設定がこの巻に登場する。呂布が死に、劉備が袁紹のところに身を寄せる前、曹操を油断させるために雷に怯えたふりをする場面がそのように新解釈で書かれていた。これは面白い設定で、袁紹と劉表を滅ぼすために劉備が裏で手を貸していたことになっている。

映画『私をくいとめて』のチケットを予約した。twitterで情報を見つけ、なんだこのタイトルは? と思って調べると綿矢りさ原作だった。監督も女性だったので見たくなった。明日午後。