かわいこ様に幸あれかし

5時半起き。コーヒーを飲み、朝飯にポテトサラダ、トマトの味噌汁を食べた。

9時までわりと熱心にお菓子の練習をし、10時に師宅で稽古。本を見ながら解説されると、とっ散らかってしまった。動きを覚えただけで、本の内容と結びついていなかった。嗚呼…と天を仰ぐと天井が見えた。

ドラッグストアで買い物する。久しぶりにかわいこ様が出勤していらしたので心がときめいた。なるべく見ないようにする。どうせオレなんかの視線で汚れてはいけない。それでも、かわいこ様のレジで会計が出来たので、岡田眞澄ふうのいい声を出して、買い物袋も頼んだ。会計中は呼吸を止めるようにしたので、トータル1分半ほど酸素を吸えなかった。店を出た時、酸欠で倒れ伏してしまうかと思ったが、急速ゼーハーで対応した。

家に帰りながら、かわいこ様が来られた頃のことを思い出した。たしか三年前だった。

そうだ、旧知の笑里に似ていたのだ。それで親近感を持ったのだったが、二年前から、大変失礼な言い草であるが、笑里より可愛さステータス値がどんどん増していった。で、勝手に「大丈夫か笑里?」といらざる心配などしているうちに、かわいこ様はどんどんきれいになられて、たぶん今年くらいからはもう心の中では敬語を使うようになってしまった。

そして、こんなことを買い物に来ているおっさんが思っていることを知ったらさぞや気色悪かろうと思ったので、なるべく見ないように、近寄らないようにしてきた。たぶん学生さんのバイトだと思うので、来年あたりには卒業しておやめになるだろう。どうか、守れられて欲しいと思う。もしも、ばい菌みたいな男が悪さしようとしたら、そいつの突起物は真っ黒に変色した後、もげてしまいますように。

無駄なことばかり考えているなあ、と思う。これはたぶん、自分の中に無駄な言葉がたまって溢れそうになってきたからたろう。しばらく自分で書いた芝居をしていない。昨年やろうと思っていたが、やらずに終わった。リモート公演についても考えたが、できないから、を理由とした代替としてのリモートならばやるべきではないと思った。オレにはその前にやれることがたくさんあるのだ。もちろんトマト栽培とかじゃない。

昼、バターロール、ポテトサラダ、トマトの味噌汁。

午後、昼寝する。3時まで。

夕方、トマトの下葉かきをした。7月に入って少しやったきりだったが、考えてみれば収穫ラッシュも落ち着いてきた今月上旬にやっておくべきだったかもしれない。

ついている実はほとんどなくなったので、結実に関係のない葉をカットすると、かなりスカスカになった。これなら一日に水をバケツ2杯も消費することはなさそうだと思った。

根に近い葉はやはり元気だった。もし着果があるとすればそれらの花しか考えられない。が、秋トマト、収穫まで行けるだろうか? 過去5年で8月以降に着果して収穫したことは一度もない。栽培期間のリミットは昨年の経験から10月頭とみている。液体肥料も昨日ちょうど使い切った。さあどうする?

夜、ポテトサラダ、バターロール、ハム食べる。

7時に家を出る。新宿でS氏の話を聞く。飼い猫と寿命について。10時前、銀座へ。外に出て鍛冶橋へ。コンビニに入り、レモンサワーとウイスキーのポケット瓶買う。ビル影でレモンサワーを飲み、バス停車場へ。10時20分、伊勢方面行きのバスに乗り、ポケット瓶の残りを飲む。10時40分出発。12時過ぎ、海老名SAで休憩の時、降りてトイレに行き、戻ってから本格的に寝る。