阪神優勝

8時か9時か、そのあたりに起きた。実家に帰って、年一のインドフェスタを見に行こうかと思ったが、行っても、屋台のカレー屋に並ぶくらいしかすることはないのでやめた。釣りをするにも、今日の午後は潮が動かない日だ。

昼、自転車で高井戸へ。『東軒』で半チャンラーメンを食べた。チャーハンが旨かった。

帰りにオリンピックに寄り、洗濯の物干しハンガーを買った。今使っているのはずいぶん古い。たぶん、小金井から西荻に引っ越した時に買ったのだ。そして、買った店が、今日行ったオリンピックだった。

サミットで買い物する。混んでいた。レタス、ほうれん草を買った。生食用牡蠣は売っていなかった。

近所のサミットに移動すると、生食用牡蠣があった。3パックと、大根、ポン酢、白ワイン、ビールなどを買った。

夕方、ほうれん草、大根、豚肉、椎茸、豆腐を、しょっつるの水炊きにして食べた。

6時半、大根おろしで洗った牡蠣とポン酢を用意し、缶ビールをあけ、テレビをつけ、日本シリーズ最終戦を見た。

序盤は完全に投手戦で、ひょっとしたら延長行くのではないかと思ったが、4回に阪神のノイジーがスリーランホームランを打った。目を疑った。

5回表、ここであっさり、1点返すなりしておかないと危ないと思ったが、オリックスの攻撃はあっさりと終わった。その裏、阪神はワンアウト一二塁でゲッツーをとられた。が、ファーストの判定は微妙だった。岡田監督がすかさずリクエストを求め、判定が覆った。そして、ツーアウト一二塁からの連打で追加点3点をもぎとった。

これで決まった。

最終回にも阪神は1点を追加し、7対0としたが、その裏、オリックスは頓宮がホームランを打ち、1点を返して完封を逃れたが、得点はそれ止まり。

阪神が38年ぶりに日本シリーズを制した。その瞬間、岡田監督は歯を見せてニッコリした。

2005年の阪神対ロッテ戦のことを想い出した。あの時はペナントレースで勝率2位だったロッテが、プレーオフでソフトバンクホークスを破り、日本シリーズに出場していた。ホークスとのプレーオフ最終戦が名勝負で、それを勝ち抜いたマリーンズの方が、ペナントレース優勝から時間があいたタイガースよりも、実戦感覚の点で有利だったということはあるが、あの時の阪神は、試合の流れと波をコントロールできていなかったと思う。

今年のシリーズで岡田監督がやっていたことは、まさに、流れを徹底的に読み、向こうが波にのることを防ぐことだったように思う。目先の得点よりも、その采配は向こうに波がいかないようにできるかを考えているように見えた。

それは守りの野球と言えなくもない。しかし考えてみれば、勝ち戦だったら勝手にやらせればいいのだ。今年の阪神は、2005年や2008年に比べて、強かったとは思えない。勝ち戦を続けているようには見えなかったからだ。しかし、向こうに波がいかないような野球を徹底的にすることで、結果、星を落とすことを減らし、結果的に勝ちの波にも乗ることができた。

2008年の時など、7月の時点で優勝は確実と思っていたが、巨人がまさかの逆転優勝。岡田監督は責任を取って辞任。2004年からこの年までのセリーグは、巨人、中日、阪神の三国時代といえる。ほんとうに面白かった。岡田さんおめでとう。

そして、オリックスは強かった。優勝したのは阪神だったけど、シリーズ中胸を貸していたのはオリックスの方だったと思う。また、2021年から三年連続で、日本シリーズを面白い戦いにしているところは、興行という点から、もっと評価されるべきだと思う。2019年と2020年のソフトバンクが、相手を粉砕する野球だったとすれば、オリッスクはまずじっくり戦って、そのプロセスで勝利を得るような野球だったから、毎年面白かった。

1時半就寝。