2022年の〆

昼、実家へ。玄関に見知らぬ靴があった。母の友人でも来ているのかと思い、そっと自室に入った。
すると母がやってきた。孫が来ているという。

居間に行くと1号と3号がいた。二人はこれから父方の祖父宅へ行くという。3号に「黄色いカブ乗ってるかい」と聞くと、最近乗れていないとのことだった。

自転車で荒川へ。

清砂大橋のほとりでシーバス釣りをする。流れは下げていた。
ワームを中心に投げる。ベイトは確認できず、アタリもまったくなかったが、キャスティングや、ドリフトとダートの練習がたっぷりできた。

一度だけ、シーバスらしき魚影が、岸近くでゆっくりと底に向かって潜っていくのを見た。付近にルアーを通しても反応はなかった。

3時半頃納竿。

オーケーストアで正月用の買い物をして帰宅。

夜、すき焼きを食べた。毎年、母の友人がそばを送ってくれるらしいのだが、去年食べたのはあまり美味しくなかったので、今年はいらないと言っておいた。

食後、ジョニ黒をちびちびやりながら紅白を見た。

Perfumeが第1部に出演していた。長年、第2部に出ていて、中継出演も多かったので、2軍落ち感があった。あ〜ちゃんが「チョコレイト・ディスコ」の冒頭で煽りのシャウトをしていたが、背後に流れているヴォーカルトラックと声がかぶっていた。(こりゃまずいなあ)と思った。やる気が空回りしている。

そもそも「チョコレイト・ディスコ」の選曲も、違うなあと思った。紅白で歌うのは初めてなのかもしれないが、メドレーと言うほどのものではなくなり、懐メロ感が漂ってしまっていた。(そっちじゃないのだ)と思った。

じゃあどっちなのか? と考えた時に、本質的な問題にぶち当たる。出場回数15回を数えるベテランなのに現役アイドル。アイドルらしからぬ部分があったから売れたのに、ベテランになってから出す手札がアイドルっぽさになっているという逆説。これはしんどい。

1部は全体的にK-POP系のグループが多かった。たくさんいると音がどれも同じ感じになり、かっこよさ、かわいさ、セクシーさが、徹底的に記号化されているなあと感じてしまう。そして、2010年代から2020年代へ移り変わった記号の対比として、SKE48の存在がわかりやすくなっていた。

坂本冬美がスカパラの演奏で「お祭りマンボ」を歌った時に、ようやくいいものが来た、と思った。歌そのものではなぐ、スカパラの演奏と坂本冬美の歌が、見事に一体化していた。

第2部は、加山雄三、Vaundy、藤井風、桑田佳祐と世良さんが一緒に歌ってるところが印象に残った。

12時過ぎ、近所の稲荷へ初詣に行く。ここ数年ずっとその稲荷に行っている。小さな稲荷だが実家からは一番近い。

稲荷には誰もいなかった。賽銭箱に15円を入れた。

2022年は、自分がどんな時に腹を立てたりムカついたりするのかをたくさん観察した。それにより、腹を立てる回数が減ったのかどうかはわからないが、自分の心がどんな構造をしているか、知識は深められたと思う。2023年も引き続き、調査と研究を続けていくつもりなので、どうか見守って下さい。

ということをお祈りした。

帰宅し、2時前就寝。