『ガラパゴスの箱船』読了

6時半起き。昨夜は9時過ぎに寝たので睡眠時間は9時間以上だった。昨日の朝は寝不足を感じたので帳尻合わせとしてはちょうどいい。

朝飯に、ご飯、きんぴらゴボウ、鮭、納豆。

8時に実家を出る。

現場にて、マキューシオ氏に頼まれていたエクセルマクロの改修をする。アリーさんの依頼もする。
関西の仕事もする。どれも、それほど手のかからないちょっとした仕事。

メインは、リリース待ち状態。

昼、配達弁当食べるが、どうも食い足りなくて、コンビニへ行きカップヌードルカレーとナッツバーを買ってきて追い食いした。大寒波がきたので、体が脂肪蓄積モードに入ったのだろうか。

『ガラパゴスの箱船』読了。物語の語り手は幽霊。セレブを乗せたガラパゴスクルージング用の船、バイア・デ・ダーウィン号に取り憑いている。その船はスウェーデンで建造されたが、その幽霊は造船所で働いていた時に鋼板落花事故に見舞われ首がちょん切れてしまった。そして、この幽霊の父親の名は、キルゴア・トラウトである。
彼が幽霊になっている理由は、あの世へ行く前に、人間のあれやこれやがこの後どうなるかを見たいという好奇心のためだったらしい。経済危機と伝染病のために、人類は滅亡の危機に瀕していたが、ひょんなことからバイア・デ・ダーウィン号に乗り合わせた面々は、サンタ・ロサリオ島に漂着し、生き残った人類としてそれから100万年かけて環境に適応していく。まるでガラパゴス諸島の生き物がそうであるように。
まだ人類があちこちに生きていた頃、幽霊の前に青いトンネルが現れる。それは、あの世行きのトンネルで、中に入ればすべておしまいとなる。トンネルの前にはキルゴア・トラウトが立っていて、息子に、もう満足したかい、パパのところにおいで、みたいなことをいう場面で、爆笑してしまった。
その場面は、漂流していたダーウィン号が、今まさに陸地を見つける瞬間だったので、息子的には「パパごめん、あとちょっとだけ!」という気分だった。しかし、生き残り人類の一人メアリーが、陸地を見つけて大声で叫んでいるのを見るために振り返り、もう一度トンネルの方を見ると、もうトンネルは消えていた。次にトンネルが現れるのは100万年後だった。
本書は、キルゴア・トラウトの息子が、100万年後の未来において、100万年前の人類がどうであり、なぜ文明が滅び、なぜ今の人類は生き延びたのかに思いを馳せる、回想録のようなものである。100万年かけて、人類は不必要となった巨大な脳をどんどん小さくしていき、より魚がとれやすくなるような体になっている。アシカとかそういうのに近い形だろうか。100万年前の人類が、大きすぎる大脳のために苦しみぬいてきた悩みは、もうない。みんな幸せだ。
人類滅亡のディストピア小説なのに、まるで、めでたしめでたしのような感じに未来を描いている。しかしこれは反語だろう。『スラップスティック』の未来も似たようなものだった。

午後、関西からの依頼について新監督が悩んでいた。いつのまにか義務を課せされているような流れになっているというのだ。覚えがある。で、ちょうど午前中に関西方面にメールをしたこともあったので、オレの方から諸事情をメールで関西に送ってみた。するとすぐ返事がきて、思いのほか深い理解を得られたようだった。
新監督に転送すると、彼もホッとしていた。とりあえず良かった。

7時前帰宅。

バチ抜けがそろそろ始まったらしい。しかし昨日はとても釣りには行けなかった。上着はいいが、オーバーパンツなど、下の装備が足りていない。日曜日に釣りをした時も、太腿のあたりから寒さにやられた。

Youtube でポール・マッカートニーとウィングス関連の音楽を検索して聞く。”No More Lonely Nights” のいい曲っぷりに、今さらながらしびれる。デビッド・ギルモアのギターがほんとうにすばらしい。

この曲のミュージックビデオは、酷評された映画のシーンを編集しているのだろうが、よく見ると映像自体はすごく丁寧で、衣装、照明、色合いが美しい。あの映画は、邦題『ヤァ!ブロード・ストリート』がいただけなかった。ジャケットデザインもいただけなかった。

そして “No More Lonely Nights” の邦題もいただけなかった。「ひとりぼっちのロンリーナイト」