酔っ払いながらジョージ・マイケルの曲を聞く

朝、5時にスマホタイマーで目覚めた。先週北海道でセットした時刻だった。めちゃめちゃうるさかった。

二度寝権を行使し、次に起きたのは10時過ぎだった。

朝飯に、ツナチーズトーストと目玉焼き食べる。

今日の釣りをどうしようかと考えた。満潮時刻は20時22分で、潮位の下がり方もゆっくりだ。バチが抜けるとしても、一昨日の凄まじさはないだろうし、なにより、潮位がいい感じだった。

明日は満潮時刻が21時台になり、潮位は今日より低くなる。どちらかというと、今日の方が釣りやすそうだ。

じゃあ、今夜実家に帰り、明日の朝早くに家に戻り、確定申告を済ませてから、また実家に帰るのか?

実家にまた帰る理由は、幼なじみの家に線香をあげに行く約束をしたのが日曜の昼2時過ぎだからだ。

さすがに、めんどくさいと思った。誰でも思うわ。

じゃあ、ってんで、走ろうかと思ったが、一眼レフに残ったフィルムを使い切るためにちょっと外に出たら思ったより寒く、たちまち走る気が萎えてしまった。

フィルム現像の手続きをし、図書館で予約した本を取りに行き、それで今日は終わった。あとは飲むだけである。

最近、ジョージ・マイケルの “Amazing” をYoutubeでやたらに聞いている。2004年のアルバム『Patience』に入っており、ダンサブルなのにエモいという理想的なスルメ曲だ。

ワム!からソロになった頃のジョージ・マイケルに、いちリスナーだったオレが求めていたのは、こういうのだったんだよなあということを思い出した。当時『Faith』はあんまし好きになれなかったのだ。

ブルーアイドソウル系の音が、この頃、いっしょくたになっていたような気もする。ホール&オーツの『OOH YEAH!』がそのいい例で、当時(あれ? ダリル節が感じられないぞ?)と思ったものだった。

“Amazing” は、2004年頃に書かれたブログなどを検索してみると、ファンの反応は上々だ。ヨーロッパのチャート成績も上々。日本だけがパッとしない。

日本は、あのトイレ事件で購買層が引いてしまった状態が、結局のところ最後まで続いてしまったのではないか。LGBTQの人権という観点で今思い出せば、むしろジョージの方が被害者なのだか。

でも、当時はオレだって流されていたなあ。大ファンではなかったけど、問題を起こしたのはジョージの方だという思い込みで、事態を飲み込んでいた。

そうした、悔悟に似た感情とは全く関係なく、流れるメロディーは美しいまま残り、たくさんの人に『再発見』の機会を与えている。やっぱり、天才だったとしか言いようがないなあ。