Now And Then

7時半起き。

午前中、どさん子ツールを仕上げる。

昼、高井戸まで走り、『一光』で五目そば大盛りを食べた。昔ながらの五目そば。塩味ベースのスープは美味かった。食べ終わった時、おかみさんから「汗びっしょりよ」と言われた。

店から走って帰宅。往復とも、キロ6分以内で走るように頑張った。

午後、仕上げたどさん子ツール格納その他。今回やったのはどさん子母だが、姉妹改修の依頼が待っている。

夜、昨日作った鍋にスープと具材を足し、また鍋物を食べた。楽でいい。

ビートルズの “Now And Then” をYoutube で聞いた。AIでジョンの声を修正したとかいうやつ。1995年のアンソロジー時点では、残った音源からジョンの声を分離できなかったらしいが、今回はAIでできたとのこと。

ジョンの残した音源はデモテープだろう。出だしなのかミドルエイトなのかわからない。完成した曲を聞くと、確かにジョンとポールの共作という感じがした。映像ではミドルエイトでポールとリンゴが歌っていたが、その部分が今回のビートルズ観のクライマックスだったろう。

それが、ビートルズが作った音であるなら、何の文句もないというファンであるから、平伏するしかないのだが、今回の企画はビートルズが主体なのではなく、AIのプレゼンとして、ビートルズがコンテンツを提供しているようなものだろう。

しかし、それにも関わらず、冒頭の旋律は紛れもなくビートルズの『種』だった。このデモをもとに、1969年とかにメンバーが集まっていじくったら、間違いなく超絶美バラードになっただろう。

なっただろうけど、今回リリースされたものは、それではない。どうしようもないほど、欠落が目立っている。しかたない。ジョージもいないのだ。

10月にストーズが出したアルバム『ハックニー・ダイアモンズ』は、対照的な作品だったが、比較するのは違うと思う。向こうは解散していないバンド。こっちは50年以上前に解散しているバンド。

ビートルズの音は、あまりにも人生に深く結びついているので、どのような形であれ、聞くと、心の琴線に触れ、情緒が揺らぎ、まるで混乱したような精神状態になる。最高の歓喜と最高の悲しみを同時に味わっているような気持ちになる。

今回も、そうなった。なってしまった。