寿司屋の口跡

朝6時半起き。居間でデビッド・オマンド『最強の知的武装術』を読む。著者は英国の諜報機関で勤めていた元スパイという触れ込み。フォークランド紛争、ユーゴ内戦などを例に取り、情報からいかに判断してきたか、そして、その判断に誤りがあったならそれはなぜだったのかを、レッスン形式にまとめたもの。我々のようなアマチュアでも、物事を判断する時に応用できるはずということらしい。

が、難しい。というより、例がすべて国際的に大きな問題なので、自分に置き換えて考えるのがおこがましい。たとえば、今日シーバス釣りに行くとして、ポイントと時間帯を決めるために、キューバ危機時のCIA並みの判断など、わざわざしない。牛刀割鶏というものだ。

7時過ぎ、朝飯に、ご飯、焼き鮭、納豆食べる。

その後11時まで二度寝。

母がスポーツクラブに出かけたあと、昼飯を食べに外へ。『いこい寿司』でアジフライ定食を食べる。

『いこい』という割烹が江戸川区内にあり、たぶんその関係の寿司屋店舗なのではないかと思う。実家の近所にかなり昔からある。ランチタイムの定食が安いというので、一度行ってみたかった。

アジフライは、切り身状態のものが六つ出てきた。魚のプロがさばいて揚げたフライはふわふわで、小骨がまったくなく、食べやすかった。それに、お吸い物、お新香、冷や奴、サラダがついて、880円。値上げ以前は770円だったそうだ。破格だろう。

大将の口調が、深川以東の下町言葉で、耳に心地よかった。『大黒寿司』の大将は、「いらっしゃいませ」ではなく「へいっ!」と言うところが良かったが、ここの大将は「らっしゃい」だった。それもまた、いい。「二名様」ではなく「おふたり様です」と言うのも、また、いい。

メトロセンターの物産展で、人参、玉ねぎ、ピーマンを買い、アコレでベーコンとシメジを買って帰宅。

夕食のカレーを仕込む。材料を煮て、あとはルーを入れるだけのところまで。

さて、釣りに行くか、と思ったのだが、潮回り的に満潮間近になっていた。中川に行ってジャーキングの釣りをしようかと思っていたのだが、もう少し前の時間帯に行きたかったのだ。

で、釣りはやめにして、ランニングをすることにした。

中川堤防から臨海公園に出て、旧江戸川の堤防沿いの道を浦安橋まで走り、長島川沿いを走って実家に戻った。11キロ。旧江戸川沿いには釣り人があまりいなかった。混んでいると思っていたので予想外だった。やはり、今年は釣れていないのだろう。

4時過ぎ帰宅。シャワーを浴び、6時まで編み作業をした。絵柄部分をすべて編み終わったので、前身頃と後身頃が分かれる部分まではすべて表編みでぐるぐる編み上げて行けば良くなった。

6時、夕食にカレーライスを食べる。箱レシピにかなり忠実に作ったら、ソースの粘度が濃くなったが、美味しかった。

夜、日記を書きながら、ポール・ウェラーの『On Sunset』と『Saturns Pattern』を聞いた。作品数が膨大なので、来年2月の来日公演に向けて、マメに予習をしておきたい。

明日の釣りをどうしようと考える。本日夜の12時くらいから河口方面に行き、上げ潮の流れの中で釣りをすることも、昼の時点では考えたが、夕方以降寒くなってしまい、夜9時過ぎの時点で、すっかり心が挫けてしまった。

やはり、明日の昼かなあと思い、目覚ましをかけず、12時就寝。