7時前起き。疲れ切ったわりにちゃんと起きた。
朝飯に、マンゴーの缶詰、ヨーグルト。
9時半から作業。どさん子ツールの依頼を分析し、改修内容を質問する寸前まできたところへ、ヨネトシさんから電話。担当しているツールの改修に煮詰まっており、作業画面を共有してオレに質問したいという内容だった。
しかし、彼が担当しているツールの知識がまったくないので、質問されてもまったくわからない。予備知識がなさ過ぎる。で、今やっているどさん子ツールの作業が来週落ち着くので、その後に話を聞きましょうと答えた。
昼、図書館へ行き、予約した本を借りる。中野と杉並の二ヶ所に行った。
午後、どさん子ツールの改修内容をメールにまとめてクライアントに送ったところで、本日の作業終了。
夜7時40分、新宿へ。イーサン・コーエン監督『ドライブウェイ・ドールズ』見る。
始まってすぐ、イーサンの映像センスはジョエルのものとは違うことがわかった。場数の差もあろうが、いわゆるコーエン兄弟作品は、どんなシナリオであろうと映像は超一級品であり、常に凡庸さから程遠かったのだが、本作の冒頭場面は、描写している内容のわりに、映像のインパクトがなかった。
レズのカップルによるロードムービーであり、お宝をめぐるドタバタがある。お宝は、大統領候補と目される人物が、若気の至りで型どりした体の一部のイミテーションである。
それがレズカップルという設定と絡んだ使われ方をする部分など、個人的には笑えたのだが、普通の映像で撮ってしまうと、下品なだけで終わってしまいそうだなあと思った。
『ビッグ・リボウスキ』で、デュードが見る二つ目の夢の場面を思い出した。あの場面も下ネタ要素はあるのだが、そのものをボウリングのピンに見立てるなど、イメージを巧みに置き換えて、遊び心たっぷりの素晴らしいシーンにしていた。
結経、そういう映像センスを持っていたのが、兄コーエンで、弟イーサンの才能は、常識を振り切ってしまう毒のあるユーモアを脚本に込めるセンスだったのかもしれない。ジョエルが監督した『マクベス』の映像は本当に素晴らしかったけど、そういう映画ばかり撮る監督だったら、好きになっていなかったかもしれない。
10時帰宅。
ネットで調べると、イーサンの次回作はジョエルも共同で監督するホラームービーだという。ザッツお家芸! それは見たいな。