『泥人魚』読む

7時起き。朝飯にトースト、ベーコンエッグ。

11時過ぎに家を出る。大江戸線で春日へ。白山通り沿いの立ち食いそば『豊しま』で厚肉うどん大盛り食べる。

1時、本読み会に参加。本日のテキストは、唐十郎『泥人魚』で、現在唐組が上演中のものだった。

手違いで会場を移動するなどの間があり、20分ほど遅れて本読みを開始。序盤、螢一のセリフを読ませてもらったが、見事にわからなかった。

しかし、かつて住んでいた町を出てしまったことを、たったひとつのセリフで言った瞬間、胸の奥から哀感がせり上がってきて、次のセリフ以降はその気分のまま語ることになった。「なんだ今の哀しみは?」という驚きがあった。

ブロックごとに読んでは、感想を述べ合い、キャストを変えて読むのを再開するというのが、本会の進め方だが、今日の戯曲では談論風発というわけにはいかず、全員沈黙することが多かった。

たぶん、唐十郎の戯曲というのは、徹頭徹尾、やるための戯曲なのかもしれない。稽古場で役者が集まって本読みをし、途中で本の解釈だとかをしても、理詰めで解決することはできなさそうだ。そんなことをしているくらいなら、繰り返し稽古した方がいい。

台詞に対して一切準備することなくその場の感情で読むことを繰り返していると、突如としてその役が感じている感情が胸にせり上がってくる。自分が感じた哀しみもその類のものだったろう。

4時半、会は終了。

5時半、西葛西へ。Y’S martで買い物をし、6時に実家帰宅。

夕食にそうめん食べる。

植木鉢に植えたトマトは、無事に根付いたようで、茎の立ち方がしっかりしてきた。隣の鉢に植えたひまわりは、風に吹かれまくって茎がひん曲がってしまった。

明日未明に目覚ましをセットし、10時過ぎ就寝。