水中カメラで沢山撮った

5時半起き。朝飯におにぎりとカップ麺食べる。

6時40分にチェックアウトし、宿の玄関前でダイビングショップの送迎車を待つ。50分ちょうどに車がきた。

40分弱で柏島へ。

ガイドのナカモトさんに、デジカメ用のSDカードを渡し、本日借りたカメラの使い方を教わった。機種はオリンパスTG-7。買うとしたらこの機種になると思うが、買う前に使ってみたかった。

本日の1本目は8時からだった。船に乗る前からシャッターを押しまくり、操作に慣れるようにした。

ストーンウォールというポイントへ。カメラを持ちながらバックロールエントリーするときに、マスクの押さえ方に若干戸惑った。おそらくそのために、マスクに少し水が入ってしまった。

ガイドのナカモトさんは、マクロ系の珍しい生き物を探してくれるのだが、泳いでいる魚の方が気になった。

カメラ操作が加わるだけで、中性浮力のコントロールが若干おろそかになった。たぶん、昨年秋くらいにカメラを借りていたら、浮き沈みの激しいダイビングをしていただろう。

最初に32メートルまで潜ったためか、エアーの消費はやや多めで、45分潜って残量は40だった。

ショップで冷水を2杯飲んで休憩する。

2本目は、昨日入れなかった、民家下のポイントで潜った。カメラは、マクロの使い方を意識してみたが、ピントの合わせ方が難しかった。

終わりの方で、カメラのバッテリーが切れた。

ショップの昼ご飯を食べた。おかずは唐揚げだった。夫婦は本日2本で終えるらしかっだ。挨拶をした。奥さんが可愛かった。

3本目は1時30分からだった。少し間があいた。昨日の1本目で潜った後浜の、No.1というポイントで潜ることになった。

ポイントに向かう途中、港でイルカに遭遇した。数年前から住み着いているらしい。

底に潜ってハゼを探したが、見つけても、近づこうとするとすぐに隠れてしまうため、写真を撮るのは難しかった。

バッテリー残量は満タンなのに、動画を撮ろうとすると電池切れと表示された。SDメモリーカードの容量は十分あるはずだし、原因がよくわからなかった。

50分たっぷり潜り、エキジットした。

ショップに戻り、機材を洗い、シャワーを浴びて着替えてから、撮った写真をパソコンで見せてもらった。ガイドさんに指し示されて、わけもわからずシャッターを押した写真が多かったが、自分の傾向としては、地形だったり、群れだったり、広角で撮りたくなるようだ。

ログ書きと、機材返送の伝票書きをしてから、送迎車の出発を待つ間、柏島を散策した。

5時半に車に乗る。運転の女性スタッフさんと、柏島近くの猿や、宿毛のハンバーガーショップの話などを楽しくした。

中村への普通列車まで小一時間待った。待っている間、『楡家の人々』を読んだ。

7時時6分の列車で中村へ。8時少し前に宿にチェックインした。

夕食を食べながら一杯やるため、中村の中心部まで歩いた。宿は駅の近くだったが、中村駅は国鉄がJRになってから出来たので、古くからの繁華街からはむしろ遠い。

目当ての店までの距離は宿から1.7キロあった。往復3.4キロ。飲んで帰ってくる距離としては長すぎるが、夜8時を過ぎると駅の周辺は真っ暗で、ラーメン屋のチェーン店くらいしかなかったので、飲むためにはとにかく歩くしかなかった。

繁華街は四万十市役所の周辺にあり、土日はしまっている店が多かった。目当ての居酒屋は2軒あった。どちらも、Googleマップによれば、日曜日は営業していることになっていた。

しかし、1軒目はシャッターがしまっていた。Googleマップの情報はお店の関係者が管理しているとは限らないため、こういうことがよくある。

もう一軒の店に向かう途中、アーケイド商店街を通った。二軒ほど、営業している居酒屋があった。どちらも、入ろうか迷ったが、候補のもう一軒に行く前に入ってしまうのはしゃくだった。

もう一軒はアーケードを過ぎてからさらに住宅街を進んだところにあった。もし閉まっていたら、諦めて、駅近くのラーメン屋でラーメンと餃子とビールを飲んで宿に戻ろうと思った。

店の前は真っ暗だったが、入口には営業中の看板が出ていた。中に入ると天井の高い空間があり、店内は混んでいた。

「ひとり、いいですか?」

店員のおっちゃんに声をかけると、おばあちゃん店員さんに、2階席に案内された。

かつおタタキ、揚げ出し豆腐、つくね、鯨の竜田揚げ、川海老の唐揚げ、焼き鯖寿司を頼み、ビールを一本飲んでから、『船中八策』という日本酒をちびちび飲んだ。かつおのタタキや焼き鯖と非常に合う日本酒だった。つくねは、なぜかピーンと来て頼んだのだが、卵黄につけて食べると、「おっ!」と声を発してしばらくフリーズするくらい旨かった。うろちょろした分、歩いた距離は2キロ以上になってしまったが、歩いた甲斐があった。

満ち足りた気分で宿に戻る。店からは1.6キロあったが、距離は全然気にならなかった。

シャワーを浴び、コインランドリーコーナーで洗濯をした。終わるのを待っている間、ベッドに転がっていたら、いつの間にか寝入ってしまった。起きると1時半だった。洗濯物を取りにいき、部屋で一つ一つ広げて余熱干しをし、ふたたび寝た。