朝6時起き。
昨日の夕食同様、朝飯もボリュームがあった。宿の食堂を二分して、片方は居酒屋営業をしているため、食事を作り慣れている感じがした。
宿のおじさんと、東京の豪雨のことや、次の台風の事など世間話をして、6時40分にチェックアウトする。
柏島に向かう。
昨日高知駅を出てからのルートが、6年前に来たときのちょうど逆方向になっている。意図したわけではないが、偶然そうなった。
柏島に渡る橋にさしかかる手前で、猿が数匹、道を横切っていた。
7時半、柏島到着。予約していたダイビングショップに車を止め、申込書に記入する。暑かった。今日のスケジュールを確認したあと、ガイドさんに挨拶される。
8時半まで、エアコンの効いたロビーで『プロジェクトX』を見る。去年行った隠岐の島のことをやっていた。バブル後、町の財政が破綻してから、再生するまで。
続きが気になったが、着替えとブリーフィングのため、ロビーを出た。
一本目は9時からだった。機材を船に積み、セッティングは船の上でするとのこと。
ウェットスーツとブーツを履いて港へ。セッティングをし、機材は背負わず、ポイントに向かった。
最初のポイントは、島にほど近いところだった。ゴロタ石の海岸沖に浮いているブイのところだった。
ウェットスーツがまだ新しいので浮力が心配だったが、ロープ潜行ですんなり潜れた。ブリーフィングの時に透明度はそれほどでもないと言われたが、充分きれいに見えた。
ガイドさんは、珍しい生き物を見つけては紹介してくれたが、その辺を泳いでいる魚には目もくれなかった。たくさんいるため、紹介するまでもないという感じなのだろう。
タコがいた。岩に擬態しており、言われないと気がつかなかっただろう。
潜る前は緊張したが、入ってみると案ずるより生むが易しで、中性浮力もそれなりにとれたし、エアーの消費も少なめに済んだ。エアーは残量30になるまでやったので、潜行時間は48分になった。
港に戻り、船上でタンクチェンジをし、ショップに戻って休憩した。
二回目は11時15分からだった。夫婦が加わり、ガイドさんと計4人で潜ることになった。
二回目は、港を出て本土側に沿って北上したところの勤崎というポイントで潜った。夫婦はGoProで動画を撮っていたので、時々撮りやすいように場所を譲った。
底の方では水温が23度くらいだったので気持ち良かったが、水深5メートルより上になると30度を超えていた。
1時過ぎ、ショップで昼ご飯を食べた。ウェットスーツを着替えるのが面倒だったので外で食べた。汗がダラダラ出た。
2時15分、三回目のダイビングをする。朝よりも透明度は落ちていた。うつぼを見つけたが、うつぼではなくアナゴだったかもしれない。ガイドさんがシャコを見つけたが、知らないで見つけたら、海老だと思ったかもしれない。
三本目は50分以上潜った。後半は浅いところ中心に移動したのて、エアーの消費も少なく済んだ。
シャワーを浴び、着替えて、エアコンの効いたショップのなかでログ書きをして、本日のダイビングを終了した。夫婦さんは関西から来たそうで、明日も来るとのこと。
宿毛へ向かう。
5時、東宿毛の『キリンハウス』というハンバーガーショップへ。そこで、昭和レトロなハンバーガーを夕食に食べるつもりだった。しかし、店のシャッターはしまっていた。
店に向かって歩く途中、お祭りをやっていた。こぢんまりとしたお祭りだった。車に戻る途中に寄り、かき氷を買った。
ローソンで缶ビールを買い、中村に向かった。
6時過ぎに車を返し、レンタカーの人に中村駅まで送ってもらった。車両整備などを本業としている会社で、レンタカーは副業らしかった。送ってくれたボーイッシュな娘さんと、楽しい柏島トークを少しした。暑すぎて養殖の鯛に被害が出たそうだ。今日の水温ならそれもあるかもしれない。
四万十市くろしおラインで中村から宿毛へ。
6時54分に宿毛到着。
『かつ村』というとんかつ屋へ。店内は満席ではなかったが、そこそこ混んでいた。5分ほど待ってからカウンターに案内された。
カツ丼を食べた。汁だく気味の、普通のカツ丼だった。カツ丼やラーメンは、普通であればそれで充分だ。
ローソンに寄って現金をおろし、明日朝の朝食用に、梅干しおにぎりと安カップ麺を買った。
8時過ぎ、宿にチェックインする。古びた廊下は薄暗くて、角を曲がると双子の女の子が手をつないで立ち、こちらをじっと見ていそうな雰囲気だった。
部屋は無駄にツインルームだった。
『地面師たち』4話を見る。小池栄子とリリー・フランキーの芝居にたまらねえと思った時点で止めた。
火薬田ドン関連の映像をネットで検索して見る。マラソンしている矢部浩之の横でふざける回が好きだ。あと、2012年の7月に、大砲に自ら入って飛んでいこうとするも、砲身が傾いてプールに落ちるネタをやっていたが、翌月のロンドンオリンピック閉会式で、ほぼ同じ寸劇をやっていた。向こうがパクったわけではなかろうが、殿の方が早かった。
あと、矢部と併走するネタで、車輪の横に卍型の足を描き、回転することで猛スピードで走っているように見せていたが、『いだてん』で横尾忠則が手がけた宣伝写真に似ていた。これも、殿が早い。
くっだらないことをやっているんだけど、部分部分で妙なところと類似しているのがやけに面白かった。
11時過ぎ就寝。