銃が出てきても発射されなかった

8時40分起き。

「甘納豆」「さよりっこ」を練習してから稽古場へ。本番はその二つをやる。これにすると言ったわけではないが、暗黙の了解のごとくそうなった。他にやりたいのがあるわけではないので別に構わないが、3年くらい同じシリーズをやっているので、そろそろ他のをやってみたい。

両方ともだいぶ慣れた。間違えるのについては「あまり気にしねえことだな」と師は言うが、気にしないことで間違えなくなるわけではないので、やはり気にしてしまう。つっかえて、(まただよ…)と思った時、気持ちが表情に表れていたのだろう、「そんな顔すんなや」とも言われた。

午前中、作業は特になし。この秋、依頼作業はほとんどなかった。去年とは雲泥の差だった。

昼、サッポロ一番、ご飯、赤かぶ漬け。サッポロ一番は、Yahoo!のクーポンで買った。4袋入り800円と高かったが、クーポンの期限が迫っていたので使ってしまった。タダだし、まあいいかという気分。

午後、担当者ミーティングに参加。先週、うっかりして参加を忘れてしまったが、議題が今の自分の作業と直接関わりがないので、問題はなかったと思う。

走りに行こうかと迷ったが、行かず。本番が8日なので、その前にあと一回、軽く走って足に刺激を入れることにする。

夜、『よみたや』へ。しつこく古本を探し、開高健と吉行淳之介の対談本を200円で購入。文庫本。こういうのは個人的にお宝なので嬉しい。

Mさんから先月観に行った小劇場公演の話を伺う。あまりにもつまらなかったとのこと。内容を聞くと確かに、これはキツいんじゃないかな? と思えた。それでいてチケット代はかなり高いのにも驚いた。「まあ、わかるけどね」とMさんはあきらめ顔だったが、「それでも、説明はちゃんとして欲しい」と言っていた。チェーホフの銃でいえば、銃を出しまくって、一発も撃たないような作品だったようだ。

チケット代については、小劇場なのにチケット代が110000円の公演も観に行ったことがあるとMさんは言った。有名アーチストが横浜アリーナでやるコンサート並の値段だが、採算を考えると、そのくらいの値段にしないとスタッフやキャストにギャラは出ないだろうとは思う。しかし、チケットの値段がその値段だったら、特定出演者の熱狂的ファンでないと買わないだろう。

ポテチを魚に、ヴァイツェンビールと成城石井ハイボールを飲み、1時頃就寝。