イタリア史を学んでいれば

朝食にご飯、ハムエッグ、納豆。ハムエッグは自分で作った。実家に帰った時、夕食は自分、朝食は母が作るのが、ここ2年ほどのパターンになっているが、卵系の焼き方は自分の好みに仕上げたかった。

9時半から作業。ひと月弱やってきた内容を振り返り、手順書への反映などを検討する。

昼、朝と同じくハムエッグを食べる。Y’sマートへ買い物に行き、スルメイカ、里芋を買う。

夕方、走りに行く。西葛西1丁目から北葛西を葛西まで回り、中葛西のウエルシアで小バエ取り器を買って帰宅。キッチンにセットした。

夕食に、回鍋肉、イカと里芋と大根煮を作って食べる。

塩野七生『わが友マキアヴェッリ』3巻読む。

タイトルに『わが友』とついているのは、マキアヴェッリに対する著者の共感が親愛の情にまで高まり、「わが友よ!」と叫びたくなるほどになったため、タイトルにつけてしまったということではないか。内容はマキアヴェッリ伝だが、同時にフィレンツェ史にもなっている。

1巻はマキアヴェッリの生誕から社会に出る直前まで。フィレンツェ史はロレンツォ・デ・メディチの時代。2巻はマキアヴェッリの書記官就任から解任まで。フィレンツェ史はメディチ家追放から復活まで。3巻は書記官を解任されたマキアヴェッリがさまざまな著作をものする巻。一番重要な巻のようだが、マキアヴェッリはフィレンツェの役人への復帰を終生望んでいたようだ。

この時代のイタリア史は、高校の頃に学んだ世界史では、大きく取り上げられてはいなかったと思う。中世から近世への橋渡し期に、ルネサンス文化が花開いたみたいに、さらっと扱われていたはずだ。

しかし、ルネサンス期のイタリア史は、のちのヨーロッパ史のひな形である。日本における世界史というジャンルは、明治時代に形成されたのだろうが、このイタリア史こそしっかり押さえておかねばならなかったのではないか。戦前の平沼総理が欧州外交について発した『複雑怪奇』という言葉は、イタリア史を学んでいれば出てこなかったのではないか。

12時就寝。