掘り出しものを見た感じ

10時半起き。
6時間以上寝たのに寝たりない。
しばらくは続くかも。

玄米粥、さばの水煮、煮豚、ソーセージで朝飯。

1時前に家を出る。
落合へ。
そこから歩いてTACCS1179へ。
演劇制作体V?NETの公演を観劇。
三団体による短編上演で、終演後に観客の投票で優劣を決めるというものらしい。
知恵ちゃん経由で、吉村くんが出演する舞台を見るために、今回の観劇となった。
受付でチケット代を支払おうとすると、ご招待になっていた。

1本目は緩い感じの話。
アイドル風の女の子が出ており、足りない感じが味になっていた。
2本目が目当ての作品。
予備知識なしで見たが、瀬戸内海の島を舞台にした、骨太の作品だったのは意外だった。
吉村くんの芝居は過去2回見ているが、今回の方が等身大の役という感じで、持ち味が出ているように思った。
宮崎さんという、これも過去一度見たことのある女優さんがいて、彼女も今回の役柄がうまくはまっていた。
芝居が良く、出演者の演技も良かった。こんなこともある。

終演後、吉村君に挨拶し、企画書を渡す。
次回公演のオファーをしており、そのためのもの。

知恵ちゃんには公演の予算評を渡した。
「けっこうかかるでしょう」
「かかりますね。XX円はかかると思ってましたけど」
リアルな話だ。

石川君見に来ていた。
彼も顔が広い。
「稽古前にいったん帰ります」
と言っていた。
「そのまま(の格好で)行けばいいじゃん」
「そんな。最年少の自分がそんなことできません」
よくわからない気の使い方をする。

落合まで歩き、中野から新中野まで歩く。
VEOCEで軽い食事。スコーン食べる。チョコチップスコーン。千駄ヶ谷で働いていた頃によく食べた。

6時に稽古場へ。
石川君、すでに来ていた。

後藤さんが初参加。
以前から知っている人なのに、共演するのは今回が初めて。
縁とはそういうものかもしれない。

シアターゲームをして7時から本読み。
その後、後藤さんの出る場面の立ちをする。
オレの役は「面倒くさい人」のようだが、なおかつ「一般常識はある」人で、あからさまに変な人ではないとのこと。
普段、周囲を見回せば、そういう人はゴロゴロいる。
あとは、心の折り合いがつき、馴染んでくれば、場面の見え方が違ってくるだろう。
が、まだ台詞も入っておらず、場面を追うのに手一杯。
後藤さんが端正に低い声で演じると、それに対し軽薄な声をつい出そうとしてしまうが、たぶんそういうことじゃないんだろう。
わかっているが、探りを入れるべく高い声を出してしまうこともある。
サーチ機能。
もしかすると、対立しつつも似たもの同士ということもある。
役がこれから育って行くにつれ、色々変化していくことだろう。
とても楽しい。

稽古場は今日も暑かった。

仲澤さんの誕生日祝いのケーキが出てきた。
ブルーベリーの乗った部分をもらう。

9時半に稽古終了。
次の稽古は28日で、10日以上の休みとなる。
ジグソーパズルのピースがある状態。
ピースから全体の絵を想像するのも楽しいが、想像で埋めても28日に追加台本が来たら別のものになっているかもしれない。
だから、与えられた部分のみ覚えて、フラットに、どうとでもなるかのように、その辺を戯れていたい。

稽古後、仲澤さんの号令で飲みに行く。
後藤さん、一哉さん、石川君、仲澤さん、綾香、オレの6人。
「庶民」という中華屋で、前菜が安かった。

後藤さん、四谷の愛住町に住んでいるとのこと。
新宿通りと靖国通りに挟まれたあのあたりは、こぢんまりした家が建ち並ぶ庶民的な街だったと記憶している。
「都内どこでも自転車で行けますよ」
と後藤さん。
なるほど、あの辺を選ぶという選択肢があったかと、膝を打った。

12時過ぎまで楽しく飲む。
「庶民」という名前に恥じず、安いお店だった。

終電チェッカーの綾香に促されつつ、仲澤さんと3人で新中野へ。
終電で荻窪へ。
二人と別れ、1時前帰宅。
けっこう酔っていた。

魚の目の治療を先月からしている。
左足の、古くからあるところ。
この前治療をしたのも、トツゲキ倶楽部に出ている時だった。
今回は半年覚悟で治すつもりでいる。