ひどい

パリで同時多発テロが発生した。
犯人はコンサート会場で無差別銃撃をした。
なんということをするのか。

同時に、反動を危惧する。
シリア空爆が激烈化するのではないか。
過去何十年もパレスチナで行われてきたテロと復讐の連鎖が、キリスト教圏とイスラム教圏の対立として世界的に広がるんじゃないか。

空爆と言う言葉は、巻き添えを食って殺される、関係のない市民の存在を感じさせないが、これまでに無辜の市民が犠牲になっている。
市民に向けて攻撃をしたわけではないというのが、爆撃する側の言い分だろう。
だが、市民視点で空を眺めると、キリスト教徒達の爆撃機がやってきて、ミサイルで町を破壊し、親兄弟子供を殺して去って行った、というふうになる。

そんなことは誰でもわかっている。そうなのか?
誰でもわかっている、と思ってしまうことが、思考停止のスイッチなんじゃないか。
たぶんオレは何もわかっていない。

テロの犠牲者への哀悼の意を示す集まりに、イスラム教徒を受け入れる余地を作れるのだろうか。
ISと区別するということを、すべての人が感情的にならずに、できるのだろうか。

犯人達に憤りを覚える。
ISがやっていることは、イスラムのためではなく、キリスト教徒への軍事的サポートみたいなものだ。
世界中のイスラム教徒が、ISのせいで多大な被害を被っている。

キリスト教でもイスラム教でもない先進国で、頭に浮かんだ国が一つある。
その国は政治ゲームばかりで、一度も仲介の労をとったことはないのだが。

色々考えていたら正午を過ぎていた。
3時過ぎに今日初めての食事。
レタスとツナのサラダに、蒸し大豆食べる。
蒸し大豆は味が濃く、そのまま食べると栗のような味がする。

外は雨だった。
走ろうという気を大いにはぐらかされる。
雨が近づいているのを体が察知して、走ろうとまず思わせ、走りたいのに走れない状況を作り、脳の怠け欲を満たしているんじゃないだろうか。

4時過ぎに図書館へ。
北方謙三『三国志』の文庫が貸し出し中だったので、ハードカバーのものを借りた。

阿佐ヶ谷から神田へ。
「俺の肉」にてA社飲み。

「俺の肉」は去年の7月に来て以来。
その時も今日も雨だった。

先日のマグ公演について聞きたかったことがあるという。
どんなことだろうと思っていたら、わりとゴシップ的な内容だった。

プリクラで女子と写真を撮っていた教師の話など聞く。
プライベートだったらいいんじゃないかと思ったが、榊原と飯川はアウトだと言った。
清水がスマホで写真を見せてくれた。
普通の写真はともかく、キスをしてる写真があった。
「相手は高校生で、アイドルで、卒業生なんだってよ」
そりゃ、アウトだなと思った。

就職試験の面接話を清水から聞く。
「留年した奴がいて、どうしてって聞いたらさ、ONE PIECEに夢中でしたって答えた奴がいるんだよ」
サークルに夢中とかならわかるが。
「面接終わったら上司に、清水くんワンピースって何って聞かれたよ。絶対、洋服のことだと思ってたんじゃねえかな」

飯川、明日はマラソンだという。
どうせ走るなら全国の色々なところに行きたいとのこと。

8時前に店を出る。
飯川は帰り、残った清水、榊原と「天狗酒場」へ。
池袋で入ったことがあったが、改めてメニューを見るとすごく安かった。

1時間ちょっと雑談し、9時過ぎに店を出る。

10時過ぎ帰宅。