非上演台本

朝、雨が降っていたので走らず。

昼、「陣家私菜」で刀削麺食べる。
3年前から知っていて、数回入ったことがあったが、最近「西湖春」よりもいいと思うようになってきた。
いつも混んでいて、接客は決して良くはないが、味はいい。

創作のスランプを脱出する記事をニュースアプリで読んだ。
原因は、何を書いてもつまらなく感じる「不幸」にあるというのが面白かった。
書けない時は箇条書きでもいいからとにかく書くしかないとあった。
なるほどと思いつつ、一人芝居ネタを書いた。

炭水化物を取ると、インスリンで眠くなることがあるが、オレにとってはあれもスランプ要因になる。
昼に食べた刀削麺は美味かったが、眠くなったため、気持ちが落ち込んでしまった。

昔、台本を書き始めたばかりの頃は、書き終えるまでが一つの山だった。
大抵、書き始めて数ページで続かなくなり、未完のまま終わっていた。

初めて最後まで書いたのは、二十歳の時だった。
眠れない秋の夜、もやもやを抱えたまま書き始めたら、そのまま止まらなくなり、明け方完成した。
書けた、という事実に興奮し、翌日もう一本書いた。
どちらも手書きだった。
三作目からはワープロ原稿になり、四作目は初めて上演した。
大学時代は七作書き、そのうち三作を上演した。
そこからしばらく間が空き、上演していない台本を二つ書いた次が、マグネシウムリボン旗揚げ公演の「虻一万匹」だ。

上演してない台本は、卒論や金欠で芝居が出来ない時に、芝居のことをぼんやり思いながら書いていた。
ほとんど残ってない。
が、タイトルだけはいくつか覚えている。

「いつもゆめみて」
「放浪は朦朧と」
「コーポ滝沢バイオレンス」

残っていても使い物にはならないだろう。

西荻北で稽古。
「アシュラシュシュ」と「虻一万匹」をやる。
当初一番進んでいた「虻一万匹」が、一番遅れている。
やることが多くて焦るが、とにかく頭から順番に稽古していく。

稽古後、「李房」で飲む。
「犬神家の一族」の話をする。

12時帰宅。