7時半起き。朝食に、納豆とイカの塩辛、鮭食べる。イカの塩辛は昨日自分で買ってきた。いか納豆という酒の肴があることだし、醤油の代わりに納豆と混ぜたら旨いんじゃないかと思ったのだが、普通だった。不味くはないが。カレーが余っていたのでカレーライスもたべる。
ベランダに行き、トマトの苗を水耕容器にセットする。しかし、風が大変強く、苗がちぎれそうだった。洗濯物の物干し受けからヒモを垂らして茎に結んだが、まっすぐ立たせる効果はなかった。昼過ぎ、風がやや穏やかな、西側のベランダに移した。
1時過ぎに実家を出る。図書館に寄り、3時前に帰宅。いい天気だったが気温はそれほど高くなかった。水耕栽培の様子を見る。トマトもきゅうりもますます葉を茂らせている。去年の感覚だと6月半ばくらいと同じくらいだ。
ケンドー・カシン『フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで』読み始める。東スポに載るカシンの記事は昔から大好きだった。本書はその味わいを残したインタビュー本である。ぶっきらぼうな物言いと丁寧語を組み合わせ、永田・中西いじりをする独特の話術は、ファンにはおなじみのもの。というか、カシンの言動ファンはいるのだろうか? こういう本が出たということは、ちゃんといるということだと思うが、もっと広まって欲しい。
6時に新宿へ。風は相変わらず強かった。潮田くんと飲む。店は先日行ったのと同じく、安安にした。連休後半ということもあってか、前回来たときよりも混んでいた。
ナベさんも来る。ライブに行く予定があるので、途中まで一緒に飲んだ。
混んでいたので2時間制だった。8時に店を出る。
「アミちゃん、からかいに行きませんか?」
潮田くんが言った。某店舗で販売の仕事をしているらしかった。
「来る時、覗いたらいたんですよ。ちょうど接客中だったので、声はかけなかったんですけど」
店に行ってみた。
「あれ? いないな」潮田くんは電話をかけた。
「もしもし、アミちゃん? 今どこにいるの? そうなんだ。実はさっき、仕事してるとこ覗いたんだけど、お客さんと話してたから声かけなかったんだ。今、塚本さんと飲んでて、これから別の店行くとこなんだけど、どう? あーそうなんだ」潮田くんはやり取りを少しして電話を切った。「今、バックヤードで仕事してるそうです。このあと予定があるから飲めないそうです」
「まあ仕方ないよ、いきなりだし」
「どこ行きます?」
「三丁目、二丁目行けば、空いてる店あるんじゃないかね」
「ガールズバー行きます?」
行きつけの店が新井薬師にあるらしい。せっかくだし、行ってみることにした。
9時前に新井薬師に着いた。9時開店だったので、焼き鳥の居酒屋で一杯ずつ飲んで時間をつぶした。
「アミちゃんは最近、こんな感じのことやってます」
潮田くんはYoutubeの動画を見せてくれた。複数人でゲームをしているところを実況する動画で、それぞれ衣装を着て演技をしているところが、演劇的といえば演劇的だった。
9時半に店を出る。新井薬師の商店街は、中野ブロードウェイと緩やかに連結しているので、端の方でも店がポツポツと存在する。
店に入る。
カウンターに座っていた女の子が、昔働いていた子だったらしく、歓声を上げて潮田くんに抱きついてきた。
「元、ここの子なんです」と潮田くん。
友達と連名で入れているボトルで飲む。客は他に二人。内装はピンクだが、照明を暗くしていたので、赤く見えた。
途中、潮田くんの飲み仲間の香田くんという人が来た。名刺をもらった。
1時過ぎまで飲む。途中、潮田くんは酔いが回ってヘブン状態になっていた。オレも泥酔できれば、朝までコースになったのだろうが、どういうわけか飲むほどに頭が冴え、おしまいの方では大学教授みたいな精神状態になってしまった。残念だ。
お金を潮田くんに渡し、店を出た。15分後に帰宅。
アミちゃんと書くと、可愛い女の子みたいだが、名前じゃなく名字で、しかも男だ。可愛いかどうか、ここでは論じない。