9時起き。
朝飯に、ご飯1合分と、納豆二パックと、野菜の味噌汁食べる。ガツガツと腹に入れただけという感じ。
10時過ぎに家を出る。永福町に自転車を止め、井の頭線で下北沢へ。下北沢の駅で降りたのは四年ぶり。今の家に越してからは、自転車でしか行ったことがなかった。
小田急に乗り換え、秦野へ。
いい天気だった。一昨日、天気予報を調べたところ、水曜は雨が上がって気温がぐんぐん上がるという予報だったので、今日はヤビツ峠を走ろうと決めた。真冬のヤビツ峠は路面が凍結していたり、雪が残っていたりなど、走るには不向きなはずだが、気温15度となればさすがに凍結はないと判断した。まあ、もし上っていって凍結していたら、そこから引き返せばいい。
11時半に秦野に着いた。ロッカーに荷物を入れ、ヤビツ峠へのスタート地点、名古木交差点に向かってゆっくり走った。
12時に名古木交差点のセブンイレブンに着いた。ここからひたすら、坂道を上っていくことになる。
まず、蓑毛バス停まで走った。事前に調べたところ、蓑毛あたりの坂が実は一番キツイらしい。実際走ってみてそう思った。心拍数が爆上がりし、汗が止めどもなく流れ落ちた。
途中、水車があった。撮影にかこつけて小休止。
蓑毛バス停までの坂は、なるほど、大変キツかった。先日走った野猿峠など、ものの数ではないと思った。左足ふくらはぎの様子を見つつ、時々止まってはストレッチをして走った。
蓑毛バス停へ。ここから先は、山道をうねりながら上っていく。
両足のふくらはぎを丹念にストレッチして、再び上り始めた。意外なことに、蓑毛までの坂よりも傾斜は緩やかで、淡々と走ることができた。
秦野駅からおよそ9キロ地点の、菜の花展望台に到着。小田原方面の相模湾が遠くに見えた。
あとひと息でヤビツ峠のはずだったが、ここから先がしんどかった。途中何度か足を止め、息を整えなくてはならなかった。
菜の花展望台から上の方は、雪が残っており、気温も低かった。それでも今日は暖かいため、路面は濡れていたが、凍ってはいなかった。
ヤビツ峠到着。雪がけっこう残っており、空気もひんやりしていた。
名古木交差点からヤビツ峠まではおよそ11キロ半あった。駅からの距離でいうと13キロ半。それを、これから走って戻らなければならない。大丈夫だろうかと不安になったが、帰りは下り坂なので何とかなるだろうと思い、事前に調べた下り坂ランニングのフォームを練習するつもりで下り始めた。
ここから、
ここまで一気に下りた。
下りは、心拍数が上がらない分、ずいぶん楽だった。ただ、意外なことに、上りの時よりも距離を長く感じた。菜の花展望台に戻るのに20分ほどかかったが、もっとかかったように感じた。
蓑毛バス停まで下りきってから、ストレッチ休憩をとった。ふくらはぎの様子は、これまでのところ大丈夫そうだった。
蓑毛からの下り坂は、かなり急だった。やはりこの坂が一番キツイのだろう。
やがて、傾斜が緩やかになってきた。しかし、そろそろ名古木交差点かなあと思って先の方を見ても、まだ下り坂が続いていた。上りの時はそんなに長く感じなかったのに、いつまでもいつまでも下りている感じがした。
そして、傾斜が緩やかになってくるに従って、両足の筋肉が動かなくなってきた。筋肉疲労がたまりにたまっていた。フルマラソンの35キロ地点みたいな感じになっていた。
たぶん、名古木交差点手前の1キロ前後が、今日のランニングで一番キツかったと思う。いつまで経ってもゴールが見えない不安さも手伝い、ここで一番疲労したと思う。
で、なんとかゴール。上の方では見えなかった富士山が見えた。
駅までゆっくり歩いたが、そこから1.7キロもあったので、かなり辛かった。ゴールを駅にした方が良かったんだろう。
コインロッカーから荷物を出し、秦野の東にあるスーパー銭湯へ。
温泉に入り、体を休めた。
風呂から上がり、食堂でハイボールを飲み、つまみに唐揚げとポテトフライを食べた。見た目がすごい。でも、今日はこいつを食べる資格が、おれにはあるはずだと思って、食べた。
銭湯から駅までシャトルバスが走っているというので、その時間に合わせるために、リラクゼーションルームで小一時間横になった。酒を飲んでいたのに、なぜか眠くならなかった。
7時20分のシャトルバスで秦野駅へ。そこから、快速急行、井の頭線で永福町へ。
9時前に帰宅。
左足ふくらはぎは張っていたが、先日から続く違和感によるものではなく、純粋に筋肉の疲労だった。たぶん、週末には治っているような気がする。そういう、体の予感がある。
初の峠走はたいへんキツかった。しかし、ヤビツ峠コースを今日よりも楽に走れるようにしていけば、3月15日のマラソンは、前回よりも楽に走れるんじゃないかと思った。下り走による前腿の筋肉痛については、明日以降の出方で判断するしかないが、今のところ、大丈夫な感じだ。
12時就寝。