年をとったら

7時起き。朝飯にご飯、納豆、鰺の開き、大根おろし、昨日作った味噌汁食べる。

昨日、食事中に、新しいブルーレイプレーヤーを買ってくれと母に頼まれた。理由は、リモコンが効かなくなってきたからということだった。それなら買い直さなくてもいいはずだが、電気屋の人に見てもらったところ、プレーヤーが古いですねと言われたらしい。確か、2010年代初頭のいつだったかに俺がカカクコムかどこかで注文して買ったはず。ブログを検索してみたか出てこなかった。

それで昨夜、いくつかプレーヤーを検索したが、注文はしなかった。すると今朝、母が急に、やっぱりいらないと言い出した。

「お父さんがリモコンをめちゃくちゃにいじって壊すのよ。認知症になってわけわからなくなってるの。スマホもそうやっていじってわけわからなくしてるし。だから、新しいの買ってもまた壊すから、買わなくていいわ」

リモコンが効かないと訴えたのは母なのだが、父の認知症のせいにするというロジックが不可解だった。父は認知症ではなく、投薬直後にケモブレインの症状があるくらいだ。

リモコンを操作してみたが、問題なく動作した。
効かないと思って混乱し、壊れたと判断し、それは父の認知症のせいだと判断するのは、いささか短絡的にすぎる。

色々なことがわからなくなってきているのは、むしろ母の方ではないかと思った。

母は人一倍、認知症を恐れている。ゆえに、老化のために自分の判断力が衰えているのを感じても、自分のせいだとは思いたがらない。

もちろん、母にはまだ認知症の兆しは出ていない。しかし、後期高齢者ゆえの、脳機能の低下はある。それは当たり前のことだ。

ただ母は、60代の時と同じように体や脳を使おうとするたら、五感が受け取る情報に対する脳の反応に対し、常に『ずれ』を感じているのだと思われる。例えば食事の時など、美味しいか美味しくないか、味覚の返答が鈍くなっているから、確かめるために食べているそばからすぐ口に入れる。口の中に常に食べ物が入った状態になり、そのまま会話をしようとするから、食事中食べ物を床にこぼすことか多くなる。

そんな感じで、最近実家に帰ると、いつも母はそわそわしているように思える。何かをしたいのだが、何がしたいのかわからないような落ち着きのなさだ。

それは、いずれ俺にも訪れる状態なのだが、今の段階で母に、そういう時はこうした方がいいとアドバイスすることはできない。俺の感じる感じ方は、まだそこまできていないからだ。だからかもかれないが、「落ち着いて」と言う回数はこの半年でやたちに増えた。
俺なら、坐禅をしたり、住職の話を聞きに言ったり、楽器を弾いたり、朝顔を育てたりするかなあ。あとは猫がいればいいなあ。

午前中、暇。

昼、『陣家私菜』でよだれ鶏食べる。中辛にしたらとても辛かった。たくさん汗が出た。この上に、辛口と激辛があった。

午後、暇。

『たまむすび』聞きながら帰宅。
赤江さん、年末にピエール瀧と飲んだ時に、木曜MCの土屋礼央に番組のジングルを作ってもらえばいいと言われたらしく、今日それを頼んでいた。礼央氏、はじめは無理だと騒いでいたが、すぐにピアニカで曲を作り始めた。さすがにラジオIQが高い。
番組後半に曲のイメージは完成し、赤江さんは大いに楽しみながら「あかーえたまおのー」と歌っていた。ラジコで聞いていたのだが、爆笑してしまった。この一年で一番面白い放送だったかもしれない。

夕食に、ご飯、牛バラ肉の焼肉、もやし食べる。

昨日今日と酒は飲まず。
代わりにファンタオレンジを飲んだ。ファンタ飲むくらいならビール飲んだ方が健康的なんじゃないかと一瞬思った。

12時半就寝。