10時半頃起きる。
部屋の掃除をし、公共料金等の支払いを済ませ、軽く飯を食ってから中野に行く。
イルカ団公演、「デザート」
ウエストエンドスタジオ。
2時開演だと思っていたら、2時半開演だった。
昨日は30分遅刻し、今日は30分早く着いてしまった。
この、時間の無駄な収納スペース、どうにかならないものか。
差し入れにおにぎりを持っていく。
出演する望月、風邪をひいてしまったらしい。
この季節に風邪なんて、まるでVHSではなくベータを買ってしまった人みたいだ。
イルカ団の芝居には、96年と97年に出演している。
作・演出の小林英武君は、マグネシウムの旗揚げ公演にも出ている。
だから、彼の好みは何となくわかっているつもりだったのだが、99年あたりから芝居のカラーが微妙に変わってきた。
それまでのマイペースな、どちらかというとアンチドラマな志向から、短編ミステリー風の作品に変わってきたのである。
今回も前半は日常会話が続くだけなのだが、中盤で「事件」が起こり、謎が謎を呼ぶような展開になっていく。
しかしラストで強引に、今まで通りのイルカ団カラーに戻すあたりは、本人に「照れ」があるのだろう。
その気持ちはわかる。
終演後、望月と制作の話し合いをする。
マジで風邪をひいていた。
オペの神田さんまで風邪をひいていた。
横岳と山口めぐみちゃんが見に来ており、お揃いのコートを着ていた。
横岳「今日」
山口「今日」
横岳「買ったんです」
山口「買ったんです」
おれ「へ、へえ。一緒に買い物したのかい」
横岳「ええ」
山口「ええ」
横岳「駅から来る途中」
山口「駅から来る途中」
横岳「お店があって」
山口「お店があって」
横岳「買っちゃいました」
山口「買っちゃいました」
何だか話していると乗り物酔いしそうだった。
横岳はついにパソコンを買ったらしい。
シャープのメビウスを36回払いとのこと。
「でも、何もわからないんで、大変なんですよ」
明日、漠の追いコン前に設定をしてやると約束する。
オペの佐野ちゃんと話す。
携帯用の灰皿が格好良かった。
それから、モバイル端末のケースも、格好良かった。
ライターも格好良かった。
相変わらず、手にするグッズにこだわりがある。
バイクも「カブ」だし。
松井(もとのぶ)さん、「ギョーザ大作戦」に出演が決まる。
いやいや、ありがたいありがたい。
松井さんと佐野ちゃんに誘われて、久しぶりにウエストエンドスタジオ前の「すし政」に行く。
佐野ちゃんは常連らしい。
マグロとアナゴがうまかった。
すしを食ってから二人と別れる。
そして、とうとう手に入れたロバート・ゴダードの新作「永久に去りぬ」を電車の中で読む。
至福至福。