手紙で物語る手法

 読みづらかった『同時代ゲーム』も、そろそろ読み終わりそうだ。
 父から聞かされた、村の創世にまつわる神話を、妹に向けて手紙の形で書く兄。
 当然のことながら、小説全部が手紙だとすれば、それは長すぎる。
 『こころ』の先生の手紙みたいなもんだ。

 手紙を効果的に使って物語るのは、小説ならではの方法だと思う。
 演劇で手紙を使って、どういう表現ができるだろう。
 声を録音するのか。
 それとも役者に読ませるのか。

 いっそ<手紙>という役を作った方が、面白いかもしれない。
 台詞は、手紙に書いてあることのみ。

 夜、秋刀魚、野菜のみそ汁を食べる。

 腹を休めてからジョギング。
 大宮八幡まで往復。
 道が狭いので、前から来る車のライトがまぶしい。

 ポップジャムで、クレイジーケンバンドの新曲を聴く。
 実に、「らしい」曲。