声に出して落語を読む

6時起き。
昨日焼いた焼き芋の残りを食べる。食べる前にレンジで温めると、ねっとり感が出た。紅あずまなのに。

「波が二人で」「金平糖」を練習する。

9時40分に家を出る。ファミマで現金を下ろし、ラメールへ。予想通り、といってはいけないが、「金平糖」で躓く。足と手が一致せず。ゆっくりやるとうまくいった。

それでも、だいぶ慣れたという自覚はあった。自宅の環境もそろそろ問題になってきた。

ドラッグストアへ。激辛系のカップ麺を買う。

昼前、トマトの片付けをした。
トマトに対する日当たりは完全になくなり、気温も日々低下している。もはやこれ以上の成長は望めない。
ついた実をまず採集した。かなり大きくなっているものもあった。それから園芸ばさみを使って茎や葉を切断した。まあまあのサイズに育った脇芽を見つけたので、それは花瓶に生けた。しかし、以前そうして生けた脇芽は、根を出したものの枯れかけているから、今回もそうなるかもしれない。

容器の蓋を外し、根っこを外に引っ張り出した。今年は3月27日に栽培を始め、8ヶ月以上も続けてきたし、生育も極めて順調だったため、根っこは育ちに育っており、容器を圧するまでに至っていた。つまり、容器を象った箱形になっていた。水槽ポンプのエアストーンは根っこの塊に埋没していた。

採ったトマトをリンゴと一緒に袋に入れた。先日入れていたトマトと一緒にした。

昼飯に、激辛カップ麺食べる。

2時半過ぎ、走りに行く。
井の頭通りから高井戸のダイソーへ。中に入り釣り具を見て、ワームが売っていないことを確認してから環八へ。
南下し、キャスティングの八幡山店へ。ルアーコーナーに行くと、コアマンVJ-16が売られていた。おっさん客が六個くらいまとめ買いしようとしていた。
イワシゴールドとコボラサッパを買った。
甲州街道から少し東に入って、住宅街を北へ。東八道路の歩道橋を渡り、柏の宮公園の横を北上する。このあたりは公園の密集地だ。
井の頭通りに出て、近所の原っぱを通る。昨年ぎんなんを沢山拾った銀杏の木のそばへ行ってみた。落ち葉に紛れてぎんなんが落ちているのを確認できたが、もうシーズンは終わっているためか、あるいは拾われてしまったかで、数はごく少なかった。

4時過ぎ帰宅。走行距離は11.6キロだった。

入浴後、ドラッグストアで買い物。夜、戯曲を読む回の忘年会飲みのため、アルコール関連の買い物をする。
レジに行くと、いつもの『かわいこ様』に似た女の子がいた。似てるなあと思って名札を見ると、名字が同じだった。先々月くらいに、妹と二人で買い物をしているのを見たことがあった。なので、妹であることの確信が持てた。
「そうかあ、あんた、ここで働くことにしたのかあ」
と、渥美清風の声色で思いつつ、PayPayで会計をすると、妹さんはおねいちゃんに似た声で「ご提示ありがとうございます」と言った。

夜、戯曲を読む回のオンライン本読みに参加した。
今回のテキストは、落語の「時そば」と「芝浜」だった。テキスト化されている古典落語の本をもとに、役を割り振って複数人で読むという会だった。
落語は、やりたくても素人衆にはなかなか手が出せない。同好会に入ったとしても、演目の格が初心者の心理的な壁となって、「芝浜」はなかなか恐れ多くて手が出せない。
しかし、戯曲として読むという体裁になると、ごくあっさり声に出して読むことができる。これは、落語をやっている人にとっては、あまり気分の良いことではないかもしれないが、作品を色々な形で生かしていくという意味では、実に有意義なことではないかと思った。
読みは、小部屋に分かれて各人が思うさま読めるような仕組みになっていた。口跡を味わうように読んだ。楽しかった。

9時頃から、参加者による意見の交換、兼、飲み会となった。旧知の大塚さんが参加しており、声をかけられた。
「塚本さんとは十数年前に共演したんです」と大塚さん。その時のエピソードを話す。ああ、あったなあと思う。2003年の暮れだった。
「僕と同い年なんで」と大塚さんが言ったので、「いえいえいえいえ」と手を振って否定した。
「大塚さん、KKコンビ世代じゃないですか?」
「そうです」
「なら僕、下です」
「ああ、同い年だと思っていました」

10時前に会は終了した。残ったアルコールを摂取し、つまみにしていたピーナッツを食べ、げげっ、ひと袋食べちまったぞ、と思った。

12時過ぎ就寝。