都知事選

朝、近所の中学校へ行き、都知事選の投票をした。
投票の基準は簡単だ。
東京にオリンピックを誘致しない人物がよい。
少なくとも、誘致しようとする人物には、積極的に入れたくない。

買い物をして帰宅。
ジャガイモとタマネギを茹でてミキサーにかけ、ヴィシソワーズを作った。
パンを焼いてオムレツを作り、まだ冷え切っていないヴィシソワーズを飲む。

図書館へ行き、ロバート・ゴダード『悠久の窓』を借りた。
うちに帰り、部屋の掃除をし、コーヒーを入れて飲んだ。
夕方、カレーを作る。
野菜と肉をデミグラスソースで煮込み、S&Bのカレー粉と小麦粉を使ってルーを作り、煮込み終わってからルーを加えた。
昔懐かしい味がした。

都知事選は石原慎太郎が圧勝した。
三選目だ。
頼むから、東京にオリンピックなんか来させないで欲しい。
「オリンピックで夢を見ようよ」
みたいなことを石原は言っているが、かつて東京オリンピックが開かれた昭和30年代は、石原にとっても黄金時代だ。
つまり彼にとってオリンピック誘致は、昭和30年代を思い出させる、夢のあることなのだ。

東京オリンピック開催が決まれば、今ある町の姿はただでは済むまい。
言葉では説明できない<いい感じの町>が、根こそぎ『未来少年コナン』の太陽塔みたいにされるだろう。