5時起き。
昨日は、夜にビールを飲んでいたら寝落ちしそうになった。
眠くなったり酔っぱらったりすると、目の前にある食物を、畑を荒らすイノシシみたいな勢いでバクバク食べてしまう性質を、オレは持っている。
昨日買ったココナッツサブレがイノシシにやられていた。袋があけられ、半分ほどが食べられていた。
ドスドスドス…
このサブレを食ったのは誰だあっ！
オレだあっ！ の朝であった。
6時過ぎまで寝直した。
朝飯に、オールブランとミルク。
外は結構な勢いで雨が降っていたが、7時半から8時の間はやむようだったので、自転車に乗り家を出た。中野へ。あとはいつものように、地下鉄に乗って。
午前中、ヒマ。昨日、関西の人から質問された箇所について、講義みたいなコメントを書いて送った。
昼、『ふくの鶏』で唐揚げランチ。ハニーマスタードソースを選んだら非常に旨かったが、チキン南蛮と同系統の味になってしまった。ご飯をお代わりし、追い唐揚げを頼んだら、ソースの再選択はできなかったが、マヨネーズがついてきた。
午後、これまで作った業務ツールがかなりの数になってきたので、それらに共通して用いたコードをまとめた。
夕方、現場の掘っ建て小屋を出ると、外は暗雲が立ち込め、薄暗くなっていた。雨雲レーダーを見ると、中野に着く頃、まさに中野区は、和田アキ子が「とってーもー、かっなーしーい、いっわぁー」と歌う往年の名曲状態になるようだった。
6時過ぎ、中野駅構内のコーヒーショップに入り雨宿りをし、日記を書いた。外付けキーボードを使わず、フリック入力だけで書いた。
フリック入力歴は、一応十年以上になる。Windows Mobileスマホに、フリック入力ができるアプリを入れて使用したのが最初だ。もっともこのスマホは参勤交代なみに動作がのろく、実用性は乏しかった。
その後、2012年に、ウィルコム発のAndroidスマホに機種変し、それがフリック入力事始めとなる。
10年後の現在、オレのフリック入力速度は、参勤交代なみにのろい。
先日、９州にて、確か電車に乗っていた時だと思うのだが、車内でスマホを見ている二十代ふう女子が目の前に立っていた。その子は動画を見ていた。覗いたわけではなく、視野に入ってきて、「動画よのう」と思っただけだ。
その後、たぶんLINEにメッセージが届いたのだろう、その子は動画を閉じてLINEを起動し、スマホ片手持ちのまま返事を書き始めた。その時の、右手親指だけでフリック入力するスピードが、ものすごく速かった。
おじさんはショックを受けた。
その後、旅行中、何かの待ち時間に、フリック入力について色々調べた。オレがやると入力ミスが大変多くなり、そのたびに、足の小指をテーブルの足にぶつけたような気持ちになるのだが、その原因についてなど。
で、ミスが多いのは、入力画面のテンキーの幅が大きすぎるからだと見当をつけた。で、調整して、画面の横幅より小さくした。これにより、多少ミスは減ってきた。
次に、英数字の入力時にいちいち文字種変更キーを押さないようにした。使っているのはATOKだが、こいつは全角平仮名のフリック入力後に「カナ英数」キーを押せば、文字候補にそのキーの英数字がでてくるのだ。
あとは、どうやら経験あるのみらしい。９州で見た女子とオレの違いは、フリック入力で打ち込んできた文字数の差だ。
可もなく不可もないコーシーを飲みながら、フリック入力で日記を書いた。打ちまつがいは生じたが、ピアノのお稽古と同じことだと思い、その都度、自分の指に言い聞かせるように打ち直した。
気がつくと1時間が経っていた。雨雲レーダーを見ると、中野駅が雨雲の谷間に入り、今ちょうど雨がやんでいるところだった。
駅をでると、傘を畳んだ国民達が、暮れなずむ町を歩いていた。駐輪場へ行き、自転車に乗り自宅へ向かった。
途中、東高円寺を通るあたりで、大粒の雨が降ってきた。「わしから逃げられると思うてか」と、雷神が追いかけてきたように思った。
しかし、幸いなことに環七を過ぎたあたりで雨はやんだので、ずぶ濡れにまではならずに済んだ。
ドラッグストアに寄り、野菜炒め用の野菜、ビール、コーヒーを買った。
7時半帰宅。
夕食に、力士味噌で味付けした野菜炒め。
夜、なぜかやる気がなくなる。気がつくとネットで同じようなサイトを行ったり来たりしていた。いかん、と思い、インベンションと、沈んでいった鍵盤を練習した。
中日はDeNAに完封負けを喫した。「なめられている」と立浪監督は言っていたが、まさにそうだろう。2020年日本シリーズの巨人みたいなものだ。
一昨日仕込んだ味噌を、ラップではなくクッキングシートで蓋をして、ポリ袋に食塩を入れて重石にした。1月13日に仕込んだ容器の隣に、今回の容器をしまった。
1月13日の味噌は、たまりがけっこう出ていた。
11時半就寝。