大汗をかいたら読書の季節だ

暑さの峠は越した。
暦の上ではとっくに越しているはずだった。
しかし寝苦しさは変わらず、寝汗のために水分不足気味で朝を迎えるのも変わらない。
7時起き。
体にいいとは言えないが、ダイエットコークを飲んで水分を補給する。

気温も確かに下がっている。
風が吹けば涼しい。
しかし汗の量は<ど真ん夏>と変わらない。

常々思っていたが、真夏の肉体は水分を多めに保持するのではないだろうか。
いつでも汗がかけるようにだ。
秋のある時期になると大汗をかくことがあるが、それは水分保持量を秋モードにチェンジするためではないだろうか。

秋の大汗の存在に気づいたのは24歳の時だった。
10月の初旬だった。
きつねうどんにほんの少し七味をかけただけで、全身がつゆだくになってしまった。

大汗の時期が過ぎると、体も精神も落ち着く。
それより前は不安定なことが多い。
頭痛がしたり、気持ちが沈んだり。

予防のためには、週に一回くらいサウナにでも行き、存分に汗を流すのが良いかも知れない。

夕方実家へ。
歩くだけで汗が出るが、暑さはそれほど感じない。

実家にある「キマイラ」シリーズ8巻分を読み終えてしまった。
この先が気になる。
図書館のサイトで調べたところ、現在16巻ほど出ているらしい。
すべて予約する。

サラ・ウォーターズ『夜愁』読み始める。
この人は『半身』『荊の城』と二打席連続で<日本シリーズ第七戦九回裏二死サヨナラ満塁ホームラン>を打っている。
特に『荊の城』は良かった。
どんでん返しの後、物語の視点を変える技が見事だった。
そんなわけで、この作品も期待せざるを得ない。
もったいないから少しずつ読む。
時折、キマイラを挟むかも。