永ちゃんを聴く

年賀状を作成していたら朝になっていた。
今さら遅いのだが、年末の忙しさにかまけていたらこうなってしまった。

作業をしながら矢沢永吉『Your songs』を聴いた。
横山剣さんが、
「矢沢さんは生き方ばかり注目されて、音楽についてちゃんと評価されることが少ない。すばらしいメロディーメイカーなのに」
という旨の発言をしたことがある。
渋谷陽一氏も同じようなことを書いていた。

発言に乗っかるわけではないが、アルバムをちゃんと聴くと、確かに素晴らしい。
演奏が素晴らしい。
アレンジは軽薄ではなく、地に足がついている。
メロディーも多彩で、いい曲がゴロゴロしている。
今までノーマークだった人にとっては、宝の山だ。

昼3時からジョギング。
笹塚まで走る。
ipodにはザ・バンドの『南十字星』や、エルヴィス・コステロの『This Years Model』など入れる。
途中でアミノバイタルを服用。
帰宅後距離を調べると、おおよそ14キロ半だった。
筋肉が痛い。

夜、チャーハンを作る。
正月余りの蒲鉾、長ネギが具材。
胡椒が多かった。

ジョニー大倉『キャロル 夜明け前』読む。
永ちゃんの『成りあがり』に対する、陰のような本だった。
永ちゃんの悪口を書こうとして尻すぼみになっている印象があり、むしろ本の中の永ちゃんは太陽のようだった。
植草圭之介『わが青春の黒澤明』に、立ち位置が非常によく似ている。

少なくとも高杢禎彦の『チェッカーズ』よりは数段まともな本だ。
あれは、暴露本としての価値さえなかった。