本整理

夕方実家へ。

食事の後、天袋にある段ボールを整理する。
やたらに重かった。
中身は本。
中学生の頃に買い集めたパソコン雑誌。
背伸びして買った技術雑誌。

パソコン販売が商売として成り立ちはじめた頃のものだから、どの雑誌も熱気がある。
ジャンルの黎明期は面白い。

今はもうないが、『RAM』という雑誌は面白かった。
記事内容がバラエティに富んでおり、ゲームだけでなく、数学の懸賞問題などもあった。
読者は問題を自分のパソコンで解くのだが、正解を出すのが目的ではなく、いかにプログラム化し実効速度を速くするかに重点が置かれていた。
<FMー8に何晩も徹夜をさせた>
などの投稿記事を読み、そうしたコンピューターライフに憧れた。

それらの面白い雑誌は、パソコンブームが過熱するに従い部数を落としていった。
ゲームを大きく扱う雑誌の方が売れたからだろう。

もう一つの段ボールには、マンガが詰め込まれていた。
手塚治虫の『火の鳥』があった。
大好きな(異形編)を読む。

他に『うる星やつら』が全巻あった。
懐かしかったが、さすがに今、全巻を読み返す気はしない。

雑誌とマンガを読み返したせいで、3時半まで起きてしまった。
目覚ましをセットし、急いで寝た。