本読み本読み

雨はようやくあがった。

図書館に本が届いたので借りに行く。
書斎術関連の本が2冊。
内田樹の本が3冊。
水道橋博士『博士の異常な健康』
村上春樹訳『ペットサウンズ』

まだ返却していない本が2冊あり、計9冊となってしまった。
柔らかいところから攻めることにする。

『できる 人の書斎術』(新潮親書)
4分の1ほど読み失望した。
ビジネス書の連載記事をまとめただけのような内容。
ハウトゥー本としても目新しさはない。

林望『リンボウ先生の書斎のある暮らし』
これは、書斎術というより書斎哲学を述べたもの。
だが、ディスプレイの距離、机の高さや椅子の品質など、書斎で仕事をする人が体感して気づくもろもろのことがさりげなく書かれているので、下手なハウトゥー本より心意気養成面で役に立つ。

『博士の異常な健康』
水道橋博士が自ら試してきた健康法について書いたルポルタージュ。
ルポを書くためではなく、ライフスタイルとして試してきた健康法について書かれているので、宣伝臭があまりしない。

硬質な文体でありながら言葉遊びがふんだんに散りばめられており、飽きずに一気に読める。
内容もさることながら、豪腕ともいえる文章力に感動。

夕方、走って稽古場へ。
前回走った時よりも楽だったが、春日町を過ぎたあたりでとつぜんへたった。
炭水化物摂取不足か。

稽古場に着きウエストポーチを洗い、バレーボールに参加。
空気で膨らませるビーチボールを使っている。
広い場所で本物を使ってやりたいが、場所がないだろう。

台本の後半部分をもらう。
読み合わせ。
前半で謎の存在がほのめかされ、後半で謎そのものが明かされるという構造。
舞台となる屋敷を覆う影を役者はどうイメージしていくか。
その濃さは立場によって違うだろう。
当事者>関係者>部外者となるのは自明のことだが、観念的な意味での影であるので、その存在を作り出していくのは役者の仕事だろう。

稽古後、なべちゃんに150円借りる。
うっかりCCレモンを買ってしまったため、電車賃がなくなってしまった。
稽古後に11キロ半走って帰るのはさすがに辛い。