7時過ぎ起き。朝飯に、ご飯、納豆。納豆は安売りしてたのを9パック買っていたが、ここ数日まとめ食いをしたおかげで残り1パックを残すのみとなった。
3時過ぎに家を出る。丸ノ内線大手町周りで5時前に実家帰宅。
風呂に入ってから、煮干し出汁のつゆを作り、年越しそば代わりに素麺を茹でる。トオル君の法事に行った時の香典返しにもらった素麺。高級品で大変美味しい。煮干し出汁も旨かった。
7時半から紅白歌合戦見る。母、例によって演歌がないことをぼやく。演歌を聴いてきた人ではないのに、そんなことを言うのはおかしいのだが、要するに最近の曲が全然わからないということを嘆いている。
昔の紅白なら、その年にヒットした曲を聞きながら一年を振り返るという番組であり得たが、ヒット曲という概念が変わってしまった現在、そうした役割を番組に求めるのは無理だろう。
今の紅白は、NHKによる、今年の流行曲発表会みたいなものだ。ほほう、この曲を『流行った認定』したのだなと思えばいい。流行っていない出場者は、何度も出場することで番付が上がっているため、番付は落ちてもまだ幕内に留まっているということだ。
一番手が、新しい学校のリーダーズだった。新入幕。1996年初登場のウルフルズと似たような扱いだった。パフォーマンスはいつも通りだったのに、出場者全員が首振りダンスをする演出だったため、焦点が散ってしまった。あのちゃんはややマシな扱いだったが、それでも1部だったので、しっかりやらせてもらっているという感じはしなかった。韓国系アイドルや、坂系アイドルと違い、明らかに日本独自のパフォーマーなのだがら、もっと大事にして欲しかった。
韓国系アイドルに偏見はないつもりだったが、沢山出ていたので辟易してしまった。女の子達の細さが、判で押したように細いという細さだった。
Perfume は昨年から1部になってしまった。今年の曲は 「FAKE IT」だった。2010年秋のシングル「ねえ」のカップリングで、初の東京ドーム公演前にリリースされた曲だ。当時、二十歳をちょっと過ぎた三人が、バッキバキの重低音で「的な」の歌詞を歌うさまはサイコーだった。早くライブで見たいとワクワクしたものだった。その後、定番曲とまではいかなくても、重要な曲であり続け、今でもライブでかかれば盛り上がる。
が、今年の紅白でこの曲は、かなりズレた選曲と言わざるを得ない。まるで、一般視聴者に、Perfume はライブでこんなに激しくやってるんですよとプレゼンするために選んだかのようだ。
ここ数年、あ〜ちゃんの頑張りや気負いが空回りしている。頑張るとぶりっこアイドルという見せ方になってしまい、クールさから程遠くなってしまう。そんな彼女を、かしゆかとのっちは止めることができず、放置しているように見える。それでもかしゆかは、自分の趣味を淡々とSNSにアップするなど、年相応のマイペースさがあるため、安定している。しかしのっちは、空っぽだ。そもそもテキトーなところが魅力だったのに、今はそれが徒となり、どうしたらいいのかわからないまま、流されてしまっているようで、すごくかわいそうに見えてしまう。メンタル大丈夫だろうか？
2008年から2013年までのPerfume はサイコーだった。2006年から2016年までと広げてもいい。サイコーな時期は永遠に続くわけじゃない。というより、もし、続けるということを優先するなら、サイコーだった時と同じ出し方をやめるべきだろう。紅白は出なくていい。むしろ、もう出ない方がいい。活動ペースを落とし、ライブのハコを縮小し、三十代後半にかけて、大人のグループとしての曲や振付など、ゆっくり模索・変身していけばいい。
もちろん解散したっていい。次にいくためにそうするなら、その方がいいに決まってる。人生は続くんだし、こんなに長く続けてきたのだから。そういうのを、悲鳴を上げて止めるファンは、ファンか？
2部は、90年代J-POPを聞いてきた世代にグッと来るパフォーマンスが続いた。YOSHIKI の時にビジュアル系アーチスト大集合になったり、ポケビブラビ再結成や、フミヤと有吉が「白い雲のように」を歌ったりと、怒濤の懐メロ攻撃だった。寺尾聡の『ルビーの指環』も良かった。
紅組がダブルスコアをつけて大勝した。ジャニーズ関連の票がゼロだったからだとすると、今まで数十年間の票は、公正なものではなかったことになる。そんな勝負、どうでもいいと、我々が思うようになったってしかたなかろう。握手券つきCDでオリコン1位の価値が暴落したのと同じだ。
近所の神社へ初詣に行った。ごく小さい稲荷さんで、ここ数年通っているのだが、なんと、行列ができており、6人ほどが並んでいた。コロナが明けたことを象徴する眺めだった。
帰宅し、初日の出を見つつ、初シーバス釣りをしようかと、できもしないことを思いながら、目覚ましを5時にセットして就寝。