スズメバチに居座られて

昨日はひどい目にあった。
北側の窓を開けてすぐ左のマンションの壁に、スズメバチの巣を発見した。
家に帰る時自分の部屋を見上げた時は、鳥の巣かなにかだと思っていた。
窓を開け写真に撮り拡大してみて、スズメバチの巣だとわかった。
スズメバチが嫌いだって何度も言ってるのに、よりによってなんで俺の部屋に作るかな。

だがネットで調べると、冬になると女王蜂は越冬のため巣を離れ、残った蜂はすべて死に、巣はもぬけの殻になるということがわかった。
確かに巣から出入りする蜂は一匹もいない。
ひと安心。

いつ作られたのだろう。
春先から夏にかけてだろう。
その頃マンションの壁にはツタの葉が生い茂っていたから、巣は確認できなかった。
運の良いことに蜂の姿も、一度も見ることがなかった。

朝10時起き。
昨日作ったスープカレーを食べる。
一日たち、辛みが落ち着いてうまかった。

雨が降り、ひどく寒い中、シアターグリーンへ。
SPPTテエイパーズハウス公演『合歓版くりすます・きゃろる』観る。
受付案内に原健くん。

ディケンズの『クリスマスキャロル』が原作。
設定を日本に置き換えてある。
そういえば『パコと魔法の絵本』の役所広司も、スクルージ老人風であったなと思う。
ケチで強欲で嫌われ者の老人が、ラストで心を入れ替えるということが、見る側がすでにわかっているので、実に安心して見ていられる。

終演後、Lindaさん、山下さん、ササタカ君に挨拶。
雨はやんでいた。

新都心線経由で下北へ。
渋谷の地下ホームの立派なことに驚いた。
まるで銀河鉄道999だ。
鉄郎やメーテルがいてもおかしくない。

下北のファーストキッチンで時間つぶし。
『ビートルズ神話を剥ぐ』読了。
ここ数年で読んだビートルズ本の中では一番面白かった。
ビートルズの本というよりはアップルの本で、設立から崩壊までがいち社員の視点で書かれている。
いち社員の視点というところがポイントで、
(その時ジョンは私にこう言った)
という類の、メンバーと自分を結びつけるような記述がほとんどない。
それゆえ、アップルに出入りするファブ・フォーの描写は、見たままとなっている。
アップルに居候するヒッピー集団に立ち退きを促すジョージ・ハリスンとか。
ヘルス・エンジェルスの一人に詰め寄られ途方に暮れるジョン・レノンとか。
実に面白い。

ジョージの記述が多いのは、刊行されたのが1972年で、当時世間的にもっとも注目され尊敬されていた<ビートル>がジョージ・ハリスンだったからだろう。

6時、OFF・OFFシアターへ。
知恵ちゃん出演の舞台見る。
爽健美茶みたいな女の子だなあと思って観ていたら、後半で軽いオチがあった。
ちょっとでも演り過ぎるとつまらなくなるところを、ほどよくノーマルに演じているのが良い。

終演後、知恵ちゃんに挨拶。
谷中さんも来ていた。
途中まで一緒に帰る。

久我山から歩いて帰宅。
ご飯、カボチャサラダ、味噌汁、ハンバーグを食べる。