朝7時過ぎ起き。ランニングウェア、シューズ、タオル、ゼッケン、記録チップなど、明日のマラソンに必要なものをリュックに入れた。
8時20分頃に家を出る。永福町、下北沢、そこから小田急で小田原へ。
車中、ハン・ガン『少年が来る』読む。
10時半過ぎに小田原に着いた。南口に出て、11時開店のうなぎ屋『松琴楼』へ。店の外にあるベンチには、すでに開店を待つお客さんが10人くらい座っていた。
11時開店。幸い、最初の入店グループに入ることができた。うな重の300gをご飯大盛りで頼んだ。
重といいつつ、器は丼だった。小皿にお新香とうなぎの骨せんべいが出てきた。骨せんべいはスナック菓子のようだった。うなぎは、身がものすごく柔らかかった。
店を出て小田原城へ。天守閣を見てから南側の神社でお参りし、『柳屋ベーカリー』で、こしあん、栗きんとん、ずんだのあんパンを買った。
線路沿いの道をたどって駅へ。熱海方面に向かう電車に乗る。
熱海でいったん改札を出てSuicaを精算し、ふたたびSuicaで構内に入る。熱海から西のJR東海方面にICカードで向かうには、こうやって精算しないといけないらしい。
3時前に静岡へ。夕食はここのセノバで、さわやかのハンバーグを食べるつもりだった。しかし、3時はさすがに早いので、4時半頃に店に行き、順番待ちの番号をもらうことにした。
4時半まで、セノバ近くのTULLY’S COFFEEに入り、コーヒーを飲み本を読んだ。
4時半になり、セノバのさわやかに向かった。店員が機械を操作し、順番待ちの整理券をくれた。なんと2時間半待ちで、呼び出し予定時刻は7時7分だった。TULLY’S COFFEEなどいかず、最初にさわやかに来て整理券を発行するべきだったが、もう遅い。
2時間半待ちは、セノバ5階にある客用のソファでできそうだったので、小腹を満たすために近くの公園まで行き、『柳屋』で買ったずんだあんパンを食べた。
セノバの5階に戻り、空いているソファに座り、本を読んで時間をつぶした。
『少年が来る』読了。光州事件を舞台にして、殺された少年達、生き残った少女達、青年達、それぞれの人生を描いた作品。作者の目的は、事件をモチーフにした面白い物語を作ることではなく、事件で死んでいった人々や、心に酷い傷を負った人々の生に、意味を与えるためにあった。それが出来なくては、芸術に意味はない。
なぜ、ハン・ガンがノーベル文学賞をとったのかがわかった。
『デューン 砂丘の子供たち』上巻読み始める。新訳版。『砂の惑星』から続く新訳の最新刊。過去の新訳版同様、矢野徹訳に比べてはるかに読みやすい。
6時半を過ぎてから、さわやか入口の待合ベンチに移動した。ベンチは人でいっぱいだった。4時半には空いていたのに。
呼び出し予定時間を過ぎても順番はなかなか進まなかった。結局、呼び出されたのは、7時50分近くになってからだった。
げんこつハンバーグとライス大盛りを頼み、ホテルに電話してチェックイン時刻が遅れると伝えた。
ハンバーグを10分ちょっとで食べ終わり、駅に向かった。
豊橋行きの普通に乗り、9時20分過ぎに愛野に着いた。ホテルは駅から出てすぐのところにあった。チェックインし、部屋で『砂丘の子供たち』の続きを読み、『柳屋』の栗きんとんあんパンを食べた。
11時就寝。