明け方5時半に起きた。よく眠れていなかった。目覚ましは8時にセットしていたが、ギリギリまで寝ていることにした。
9時16分起き。9時半から作業。
どさん子ツールの修正箇所が、去年の夏に依頼された箇所に相違ないかを、コードを見て確認した。途中、あれ?と思うところがあったので、過去メールを突き合わせて調べた。
昼、冷麺と、筑前煮、納豆、かぶぬか漬け、ご飯。
最近、かぶを漬けると、色が悪い。黒ずんでしまう。その前に食べようとすると漬かっていない。ぬか床を始めた頃は、漬けて一番美味しい野菜はかぶだったものだが。
ぬか漬けを漬ける頻度が落ちていることも原因かもしれない。ぬかを4分の1くらい捨てて、新しいぬかを足してみようか。
半藤一利『昭和史 1926-1945』読了。陸軍と海軍によるしくじり集みたいになっている。新聞と大衆も同様。誰が一番悪いかという問題ではなく、日本人の持っている傾向の問題だろう。一人ひとりは優秀なのに、集まって何かを成し遂げようとすると、なぜ失敗することが多いのか。
夜、ご飯、筑前煮、かぶぬか漬け、煮干しの田作り。
ドラッグストアへ行き、SPRING VALLEY とワインを買う。
『阿修羅のごとく』第四話を見る。
冒頭、巻子の買い物シーン。昔風のスーパー。缶詰を手に取り、自分の買い物カゴにそっと入れて店を出る巻子。後ろから店員が走って追いつく。事務所に連れて行かれた巻子はシラを切るが、店の人は何の反応も示さない。他の従業員が普通に働きながら後ろを通ったりしている。万引をした者にとってはそういう無関心の方がよほどしんどい。巻子はどんどん不安になり、そのうち、夫が浮気していることについて喋ってしまう。
店長らしき人のお情けで放免され、帰宅した巻子宅に電話。電話場面リレー。勝又との映画デート帰りの滝子、子育て中の咲子、料亭主人との肉欲逢瀬真っ最中の綱子にもかかってくる。父親がボヤを起こしたという。
四姉妹は実家に集合。娘たちに色々言われ、煙草を庭に捨てるシーンの國村さん、切れ方が実にリアル。四姉妹が焦げた畳を剥がしながら片付けるシーンは、かなりの長回しだった。
翌朝の食事場面、みんなご飯をばくばく食べていた。ご飯をばくばく食べる演出を楽しみにしていたので嬉しかった。
父は鷹男の会社を訪ねる。鷹男はお父さんに同情的。娘四人は大変だとかなんとか。女性社員が紅茶を持って来るが、お父さんは日本茶だと注意するやりとり。
咲子のボクサー彼氏はチャンピオンになったらしい。おかげで生活レベルもちょっと上がり、咲子はジムで奥様インタビューを受けたりして、調子にのっている。
巻子の娘は、鷹男と映画を見に行く予定だったが、仕事ですっぽかされ、代わりに、紅茶を持ってきた女性社員が連れて行ってあげることに。娘さんを連れて行きますという電話を巻子にするが、巻子の反応から、彼女が鷹男の浮気相手なのだとわかりすぎるほどにわかる。
その彼女は、映画のあと、巻子の娘をけっこうちゃんとしたレストランに連れて行く。秘書であるらしい。瀧内公美が演じていた。『敵』の鷹司靖子同様に、すごく感じが良かった。『秘書』『セクレタリー』の他愛ない呼び方雑談。このくらい年の離れたお姉ちゃんがいると、中学生くらいの娘ちゃんは嬉しいだろうなあ。
ボクサー彼氏からチャンピオン夫になった陣内は、咲子に「お前もちゃんと望まれて生まれてきたんだよ」と言う。なかなかいいこと言うじゃんと思った。一話から一貫して、男優陣はトホホ担当だったが、一矢報いたような趣があった。
お父さんを引き取るかどうか、巻子と鷹男は寝室で会話。鷹男、ムラムラして、巻子の足を愛撫。子供らが「まだ起きてますよ」と言いながら目をつむる巻子。
滝子は勝又とうまくいきそうで、なかなか先に進めない。あと一歩を許すことがどうしてもできないようだ。夜、つけまつげをつけ、濃いめの化粧をして、変わった自分を鏡で確かめ、そのあと、電気を消して眠りにつき、涙を流す。すごく切なかった。
綱子は、ボヤ騒ぎの片付けで見つけた母の着物を引き取ったのだが、それを自宅に広げ、寝転んでいる。浮気相手はおらず、何かを憂えるように悶えている。四話はここで終わった。
女の性を描いた回だった。巻子の万引シーンと夫婦生活シーン、滝子の化粧場面、ラストの綱子場面、それぞれが、実にエロチックだった。咲子も、調子こいてインタビューされている場面で、夫婦生活について聞かれていたが、ここはコメディレリーフっぽかった。女達がご飯をばくばく食べる演出は、やはり素晴らしい。あと、巻子の子供二人の芝居が自然で、けっこういい。そこは、さすがの是枝演出なのだろうか。