駐輪場で延長料金を支払い、自転車を阿佐ヶ谷ガード下の駐輪場に停め、11時近くに劇場入り。
印刷した場当たり表を田中さんに渡す。
午前中はサウンドチェックが行われていたので、昨日と同じ客席に座って耳をすませる。
音響の宮崎さんは、オペの飯塚さんとともに、曲のレベルを決めていく。
午後、場当たり開始。
冒頭のパネル外しを重点的にやる。
美術・照明・音・役者すべてが関わるきっかけなので、数回返す。
1時間かける。
芝居が始まってからは、時間の移り変わりを表現する照明とSEのきっかけに時間をかける。
デリケートな部分。
役者の衣装転換が関わるところもあり、返しと直しを繰り返すうちに、時間はどんどん過ぎていく。
焦る気持ちを飼い慣らし、役者だけでできるところは空いた時間を使ってやっていく。
ゲネプロ開始時間の7時半前に、カーテンコールを残して場当たりは一応終了。
写真撮影の浅香来る。
差し入れに京都のお菓子をもらう。
鬼気迫る勢いでゲネプロの準備に入る。
「命取られるわけじゃないんで、一生懸命やりましょう」
皆に伝えて、7時40分からゲネプロ開始。
疲労のためか、稽古最終日の通しよりもテンポが遅くなっていた。
場面転換でいつもより長く曲が流れていた。
大きなトラブルはなかったが、安全運転ゆえののろさを感じた。
自分は芝居の後半、ずっと舞台の下に隠れている。
暑いだろうと思って、
「暑い」
という台詞を書いたのだが、劇場の最も低い位置にあるため、冷房の冷気がそこにたまり、かなり涼しかった。
ゲネプロ終了時点で退出時間ぎりぎりだったので、集合もせずあわただしく着替える。
外の駐車場で集合し、明日の予定を周知して解散。
その後、スタッフさんだけで明日のスケジュールを打ち合わせる。
11時帰宅。
田中さんからゲネ上演時間が2時間5分だったと聞き、目の前が真っ暗になる。
もはやカットはできない。
しかし、絶対に1時間57分くらいにおさまるはずなのだ。
そうでないと、長く感じるはずだ。
きっかけの調整を明日やることにして、役者サイドでできることを探すため、台本に向き合い、抜き稽古箇所を拾っていく。
2時就寝。