気持ちよい公園

 首都圏の梅雨入りはまだか?
 よくわからないが暑い。
 本格的とは言えないがその一歩手前の暑さがある。
 若々しい暑さとでもいおうか。

 公園で休む人達が日陰を選ぶのは4月くらいからで、10月あたりまでその状態は続く。
 11月になるとむしろ日なた。

 今は当然日陰が争奪対象となる。
 しかし都会は木が少ないから当然木陰も少ない。
 つまり、東京には空がなく、木も少ない。

 その昔バイク便をやっていた時、真夏の休憩は木陰でとるのが一番気持ちよかった。
 最近その気持ちよさを味わっていない。
 昼、木陰を探してオフィス街をうろつくが、近くに大きな木がないのだ。
 浜離宮か木場公園あたりまで歩かないといけない。
 バイクがあればな。

 夕方、沼袋で稽古。
 健ちゃんと望月のシーン。
 暗くなりがちな設定をどうやって暗くないものにするかを考える。
 明るいというのではなく、暗くないということが重要。

 阿部さん稽古初参加。
 しかし彼女のシーンはまだできていないので、昨日の松井智美と同じくエチュードやディスカッションをした。

 稽古後実家へ帰る。
 甥が来ており、時々夜泣きをしていた。
 クーラーをつけると目を覚ますので、自分の部屋で窓を全開にするが、すぐに汗まみれになった。
 実家の俺の部屋は風通しの悪い北向きだ。
 夏はSMっぽく暑い。
 「部屋」というよりは「悪いことしたら閉じこめられるところ」みたいな感じだ。