滅びの美「乱」

 「小津安二郎物語」読了。
 伝記ではなく、小津組のキャメラマンだった厚田雄春氏と、映画誌「リュミエール」編集長だった頃の蓮實重彦が対談しているもの。

 「乱」をビデオで観る。3年ぶり。
 昔観た時よりも映画に浸ることができた。
 画面がざらざらだったが色彩は豪華絢爛といった感じで、滅びの美という言葉がぴったりきた。
 原田美枝子の演技がよい。「赤ひげ」の香川京子みたいだ。
 ピーターは物足りなかった。
 続けて「影武者」も観ようとしたが、滅びの物語を連続で観るのはさすがに辛いのでやめた。

 マラソンをしていないので近頃運動不足気味。
 体のキレが瞬く間に失われてしまった。

 夜、鰯が安かったので、つみれ汁を作る。
 ただ、冷凍されていたものらしく、さばく時に苦労した。

 夜10時を過ぎると寒くてとても走る気にならない。
 体が暖まるまでに随分時間がかかりそうだ。
 膝を痛める可能性もあるし。
 やはり稽古が始まってから走るのが一番だろう。