9時起き。
喉の奥がいがらっぽかった。
パソコンをつけて台本書き。
11時過ぎに「丸信」へ行き、ワンタン麺食べる。
帰ってから再び台本書き。
夕方5時まで。
阿佐ヶ谷へ。
昨日に続いてお祭りをやっており、混雑具合も昨日と同じだった。
稽古場に着き、着替える。
翠ちゃん初参加。
今回の芝居を大ざっぱにまとめると、異世界に行ってしまった人々が、色々あった末に元の世界へ戻るお話。
今まで書いたことがないパターンだ。
マグネシウムリボン公演としてはぞろ目の22回目。
マグネシウム不足は今年4月が5回目。
例外としてPLAN-MAI企画公演に参加したのが1回。
トータル回数は28回で、台本を書かなかった回は一度もない。
過去に書いた台本の内容を、ごく短くまとめてみる。
#1『虻一万匹』
歯医者の待合室。順番が回ってこず痛みに苦しむ男。
#2『圧力の卯月』
花見をしに来た男女。別れたばかりのカップル。心から楽しめない彼女が感じる疎外感。
#3『俺のつむじ風』
町内会の野球チーム。気合い十分のリーダーとやる気のないメンバー。そこへ町おこしをもくろむ女がからむドタバタ。
#4『暮れなずめ街』
寂れた街にたどり着いた二人組と、街の人々の交流。人情喜劇。
PLAN-MAI企画
『夏の子プロ』
自主映画を撮っている面々。ロケ地でもめるうちに夕立に見舞われる。
#5『断末魔の轟木氏』
幼少期から現在まで、男が見る一瞬の走馬燈。彼は死を選ぶ寸前にいた。
#6『ギョーザ大作戦』
陳さんのギョーザ教室。皆が別の人間を陳さんと思いこみ、勝手にギョーザを作り出す。
#7『粗忽重ね』
捨ててあった人形を、夫の死体と思いこむ、妻の妄想。
#8『光陰』
保育士の女性。自殺した姉の過去と秘密が、徐々に明らかになっていく。
#9『ロミオとジュリエットみたいな』
ライバル会社の社員と恋に落ちた女性と、慌てる上司のてんまつ。
『ハコブネ』
予知夢を見ることができる男と、ニートの若者の交流。
#10『第二ゾーンへ』
ひと月100万円のアルバイトで山荘に集まった面々が、閉塞感にむしばまれ、狂気に追い込まれていく。
#11『ファミリーアフェア』
妄想に逃げ込んだ男と、彼を追いかける妻。妄想の中では暗殺者が男をつけねらう。
#12『アシュラシュシュ』
何者かに捕まって柱にくくられた男女4人。思い当たるフシはあるが、犯人がわからない。
#13『ラジコン少年』
コントローラーを探して街中を歩き回る少年と、街に取り憑いた幽霊少女の話。
#14『ドッペルゲンガーの森』
記憶喪失になった夫を実家に連れ帰った妻。過去の想い出を探るうち、夫はなりすましの森に誘われ、行方不明となる。
#15『1:1』
男女の二人芝居4本立て。別れた二人、倦怠期の二人、熱々の二人、つきあう前の二人。
#16『ジャック』
山奥の納屋で合宿をする小劇団。キレた団員が車で帰ってしまい、残った団員達は腹を空かせてゴロゴロする。
#17『掃除屋』
掃除全般を仕事にする男。倉庫整理と封筒探しという依頼を受けた彼は、新人を教育しつつ、仲間の助けを借りて仕事を進めていく。
#不足1
『無人島で引きこもりもアリの方向で』
発作的に会社をやめたキヨシは、瀬戸内海の島でサザエやアワビを守るため警備のバイトをすることになった。そんな彼の半世紀。
#18『六月の魔女』
高校生のハルキは魔女と暮らしている。同時に家族三人で暮らしている。どっちが本当なのか、ハルキには時々わからなくなる。
#19『顔と名前』
人の顔を覚えるインストラクター・まゆみ先生とダメ社員達の物語に、自己啓発セミナーの会長がからむ。
#不足3『テキストファイル』
短編9本。さばで踊る新人女優、彼氏バカコンテストに応募した女、夢に出てくる暗殺者プーチンなど。
#20『暮れなずめ街』
「俺のつむじ風」と「暮れなずめ街」を同じ街の出来事として再構成。
#不足4『トウガラシライフ』
友人宅の留守番をする男。家賃はいらないから代わりに本人のフリをしてくれと頼まれた。
#21『賞味期限の切れた毒薬』
ミニコミ誌の元編集長が亡くなった。葬儀に訪れたメンバー達に、過去の出来事を語る女性。
#不足5『にじ』
短編6本。花見の話、献血センターの話、電車内の話、張り込み刑事の話、幼児退行男の話、作家と登場人物の話。
今回は過去公演のどれに一番似ているだろう。
『六月の魔女』や『ファミリーアフェア』が近いと言えば近い。
近いからといって何かの助けになるわけではない。
喉が痛かった。
稽古をするうちにフラフラしてきた。
風邪の引きかけみたいな感じだった。
休憩中にドリアンサイダーをあけてみた。
炭酸が噴出し、ドリアンの香りが稽古場を満たした。
兜森くん曰く、プロパンガスの匂いとのこと。
まさにそういう匂いだった。